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2010年10月28日

近頃天気が極端なのは

今日はちょっとした冷え込みだった。仕事で水戸まで行ったのだが、茨城県でもさすがに中央部を流れる那珂川を越えてしまうと寒い。東京でも寒かったんだから、水戸まで行ったらさらに寒いのである。多分、一日中 10度を超えなかったんじゃあるまいか。

ちょっと前まで大汗かきながら、「秋はまだか」なんて言ってたのだが、その秋はほんの申し訳程度で、もう冬になってしまったみたいなのである。本当にこの頃は天気が極端で、いい季節が短くなった。

このように天気が極端から極端に振れるのは、生物多様性が損なわれているからだという説は、昨年の夏に紹介した。こちら をご覧いただきたい。

かいつまんで言うと、自然界というのは本来ならば生物多様性が豊富で、天候のちょっとした変動要因なら生物多様性の中に吸収されていた。豊富な自然が、天候急変を和らげるバッファとして機能していた。

ところが最近、生物多様性が貧弱になってきたので、変動要因を吸収してくれるバッファも少なくなった。それで、ちょっとした変動要因がストレートに顕在化してしまいがちだというのである。

生物多様性が豊富な赤道直下の熱帯雨林は、天候的には驚くほど安定しているんだそうだ。その反対が砂漠で、天候の変動が極端だ。一日の気温差だけでも大変なことになる。もしかしたら、日本列島も砂漠に近づいているのかしらん。くわばらくわばら。

 

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