卯年のご挨拶
謹賀新年。元日は恒例の新年のご挨拶記事である。
今年の年賀状でフィーチャーしたのは、幕末から明治にかけて活躍した歌川芳藤という浮世絵師の絵で、歌舞伎十八番の助六をウサギで描いている。刀を抜きかかる助六を、揚巻が袂の影で押しとどめる図。
まあ、こんな風に、今年は刀を抜くこともなく (もちろん比喩的な意味で) 平和に暮らしたいものという思いを込めたつもりである。
ちなみに卯年に関しては、Wikipedia に次のように出ている。(参照)
「卯」は『史記』律書によると「茂」(ぼう:しげるの意味)または『漢書』律暦志によると「冒」(ぼう:おおうの意味)で、草木が地面を蔽うようになった状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の兎が割り当てられた。なお、ベトナムでは兎ではなく猫が割り当てられる。
ふうむ、卯年って、草木が地面をおおい尽くす状態を表しているのか、昨年の「寅」というのが、春が来て草木が生え始めた状態を表すというのだから、なるほど、順を追っているものと見える。願わくは、本当にそんな風に豊かな年になってもらいたいものだなあ。
それにしても、ベトナムでは、ウサギ年じゃなくて、ネコ年なのか。そうなると、あの有名な昔話(天帝のお招きをネズミがネコに知らせなかったってやつ)は、ベトナムでは通用しないってことになる。
というわけで、今年もよろしく。
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