年賀状、手書きか印刷か
今年も年賀状がごそっと届いたが、ふとした思いつきで、その年賀状の束を「手書き/印刷」「オリジナルデザイン/出来合いのデザイン」という視点で分類してみた。
分類 その1: 宛名が印刷か手書きか
私としては、今どきのことだから宛名印刷ソフトなどを使ったものがずっと多いと思っていたのだが、きちんと数えてみると、手書きの方がまだやや多いという意外な結果になった。
宛名を印刷したもの: 47%
宛名を手書きしたもの: 53%
PC を使えない年配の親戚からのものはほとんどが手書きなので、案外順当な結果ともいえる。しかし、普段 PC を使いこなしているのに、敢えて宛名を手書きしてくれた人もいる。あるいはそういうポリシーなのかもしれない。
私自身についていえば、200通近い年賀状の宛名をすべて手書きするなんていうのは、気が遠くなってしまいそうで、もはやあり得ない作業という気がするのだが、世の中にはそうした手間をいとわない人がまだ多いということだ。
分類 その 2: 文面がオリジナルか、出来合いのものか
最近はコンビニなどで、印刷された文面の年賀状が販売されている。大抵はありきたりのおもしろくもなんともないデザインだが、そうした出来合いの文面でも、何かその人なりの一言でも添えてあればうれしい。ただ、既成のおざなりな印刷のみというのは素っ気なすぎる気がして、ちょっと寂しい。
文面がオリジナル・デザイン (手書きの一言あり): 30%
文面がオリジナル・デザイン (印刷のみ): 24%
出来合いの印刷文面に手書きの一言を添えたもの: 24%
出来合いの印刷文面のみ: 22%
「文面がオリジナル・デザイン(手書きの一言あり)」というものの中には、文面すべてが手書き(手描きの絵も含む)という労作もあるが、それは今となっては希少な存在で、わずか 2%しかなかった。
文面に手書きの一言などはないが、デザインや印刷テキストにその人なりの個性や気持ちが溢れているのは、それはそれでなかなか嬉しいものである。
さらに、もうちょっと細かくみると、宛名が手書きなのに、文面がコンビニで買ったのがみえみえのおざなり印刷のみで、手書きの一言も何もないというのが、全体の 12%もある。さらに宛名も文面も印刷のみというのは 10%だが、印象としての素っ気なさは、宛名が手書きだろうが印刷だろうが、同じようなものだ。
私としては、宛名は印刷でいいから、文面にその人なりのファクターを表現してくれる方がずっと嬉しい気がするのだが、まあ、いろいろな事情があるのだろうから、あまりくどくは言わない。もしかしたら、宛名の手書きだけで力尽きてしまったのかもしれないしね。
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