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2011年1月 9日

カーボンオフセット年賀状というもの

私は昨年から、こちらから出す年賀状はすべてカーボンオフセット年賀状にすることにした。といっても実際には、昨年も今年も、思わぬ先から来た賀状への返事を出すのに足りなくなってしまって、フツーのインクジェットはがきを 10枚買い足してしまったのだが、まあ、90%以上はカーボンオフセットなので、許してもらおう。

カーボンオフセット年賀状とは、通常のはがき料金 50円に 5円プラスして、その 5円分を環境保護のための活動に寄付するという仕組みの年賀状である(くわしくは こちら)。ちょっと高くはなるが、それでも 100枚で 500円、200枚でも 1,000円程度の違いだから、そこは気持よく寄付してしまおうというわけだ。ちゃんと「お年玉付き」だし。

そもそも、私は年賀状などというのは道楽の所行だと思っている。正月だからといって、そんなにむやみに紙を消費しなければならないという理屈はない。その理屈にないところをあえて、道楽のためにやってしまうのだから、せめてもの罪滅ぼしとして 1枚につき 5円ぐらいは寄付してもいいじゃないかと思うのである。

そしてその寄付金を、自分の道楽の結果生じた CO2 分を帳消しにする環境保護活動に使ってもらおうというのである。それで大体「行ってこい」。つまり 「オフセット」ということだ。あとは寄付金のちゃんとした運用を祈るだけである。

というわけで、こちらから出した年賀状の 90%以上はカーボンオフセット葉書なのだが、受け取った賀状をみると、カーボンオフセットのものは非常に少ない。比率にして 5%弱というところである。まだまだ普及していないものとみえる。

こう言っちゃなんだが、普段とてもエコっぽい言動をしていらっしゃる人や企業でも、年賀状は大抵フツーのお年玉付きはがきである。いや、別にそれを非難してるわけじゃない。ただ、そういう人や企業こそカーボンオフセット年賀状にしたら、「しかるべし」と思ってもらえるだろうにと、ちょっぴり残念に思うだけなのである。

私なんか、ブログでちょっとマイ箸だの生物多様性だのと、エコっぽいことを書いてしまっているから、もうフツーの年賀状なんか使ったら人聞きが悪くてしょうがないので、カーボンオフセット年賀状以外の選択肢はないと、勝手に思いこんでいるのである。

宣伝や CM や企業案内パンフレットやウェブサイトなどで一言でも 「エコ」を謳っている企業なんかは、カーボンオフセット年賀状でないとちょっとカッコ悪いよねと思われるぐらいに普及するといいかもなんて、私は微かに思っている。

 

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