ペットのいない暮らし
昨日、我が家に残った最後の猫が死んで、ついに 27年ぶりにペットが一匹もいない暮らしになってしまった。
思えば、長女が生まれた翌年にこのつくばの地に引っ越してきて、その翌年の昭和 58年に犬を飼い始めた。そしてその翌年に次女が生まれ、その二年後に末娘が生まれた。だから、長女は物心ついた時には犬がいたし、下の娘 2人は、生まれた時には既に犬がいた。我が家の三姉妹の子どもの頃は、犬と一緒に育ったようなものである。
この犬はとても性格のいい優しい犬で、しかもいざというときには喧嘩も強かった。今でも「本当に頼りになるいい子だったねえ」と語りぐさになるほどである。我が家の娘たちは、犬といえばみんな性格のいい優しい生き物と信じて育ったので、そうでない犬もいると知ったときはショックだったという。
一匹目の白猫が我が家にもらわれてきたのは、平成 4年。さらに平成 9年に長女が黒猫を拾ってきた。こうして我が家は 5年間、犬 1匹に猫 2匹という、3匹のペットと暮らす時期があった。夏のキャンプに行くにも、里帰りするにも、常に犬 1匹、猫 2匹と一緒だった。
犬が死んだのは平成 13年。脳梗塞で半身不随になり、おむつを当てて世話をした。その間、「ねえ、僕の体、どうして動かなくなってしまったの?」と言うように、つぶらな目で見つめられるのが辛かった。1週間ほどして、夜明けに冷たくなっていた。その時、末娘は中学 3年生。妻も娘たちも、1日泣き暮らした。
私が自分のサイトを立ち上げたのはその翌年の 平成 14年。犬がいなくなって、猫 2匹との暮らしになってからである。私のブログ、とくに Wakalog には、時々 2匹の猫が登場しているので、長年の読者にはお馴染みになってしまっていた。犬のことを書けなかったのが残念である。
そして昨年暮れに年長の白猫(参照)、昨日に年少の黒猫が相次いで死んでしまった。ほぼ 4ヶ月の間に 2匹の猫を失ってしまったので、茫然というほどではないが、ちょっときょとんとしてしまっている。ペットの死でうつ病になる老人もいるというが、わからないでもない気がする。私自身はそこまで行かずに済みそうだけど。
実は死んだ祖母が近所でも有名な「猫ばあさん」で、私の子どもの頃は、犬 1匹に、猫が何匹だかわからないほどいた。中学になる前に最後の猫が死んで、その頃には祖母が床についたため、犬も猫もいない暮らしが長かったが、つくばの地で犬を飼い始めた時には、子どもの頃の感覚が戻ったような気がした。
私の血の中には、ペットとの暮らしが当たり前という DNA があるみたいで、ペットが一匹もいないというのが、何だか不思議な気がしている。それは我が家の娘たちも同様のようで、とても寂しがっている。そのうち、どこかから猫をもらって来そうな気がする。
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コメント
うちの死んだ母親も学生時代のあだ名がネコちゃんでした
猫が何匹も家にいたからだそうです
私もいまは妻が動物好きではないので飼っていませんが
一人暮らしのときは黒猫が住みついていました
投稿: 好位置 | 2011年4月27日 22:55
好位置 さん:
>一人暮らしのときは黒猫が住みついていました
動物好きだと、動物の方がそれを察知するみたいですね。
投稿: tak | 2011年4月28日 01:54
私は犬と鳥を12才位から飼い続けています。今のトイプードルはもう10年になりました。その前のマルチーズが亡くなった時はもう絶対に動物は飼わないと心に決めていましたが、半年後に長女の結婚式から戻り、ペットショップに行き、物色中のシーズーのケージの後ろの黒のトイプーを買いました。完全なペットロスでした。今はまたそうならない様に気をつけています。お嬢様、奥様のお気持ちを思うと人ごとではありません。でもきっと猫好きなおばあちゃんと天国でお星様になってキラキラと輝いてくれるでしょう。
投稿: Keicoco | 2011年4月28日 09:07
Keicoco さん:
黒猫が死んだ直後は、家族全員がものすごく軽いペットロス・シンドロームになったような気がしますが、立ち直りました。
あるいは、4ヶ月の間に 2匹が相次いで死んだので、免疫ができていたのかもしれません。
これが、2年ぐらいおいてからだったりしたら、ちょっとショックだったかも。
投稿: tak | 2011年4月28日 19:15