放射線リスクが煙草のリスク並みだというなら
国立がん研究センターによると、放射線による発がんリスクが出始めるとされる年間 100ミリシーベルトを浴びた場合、そのリスクは、受動喫煙や野菜不足とほぼ同程度なのだそうだ(参照)。
これをもって、「放射線なんてむやみに恐れる必要はない」という主張の根拠としている方が少なからずおられるのである。しかし、それって話が逆なのではあるまいか。このデータを使うなら、煙草の害は放射線並なのだから、一刻も早く公共の場での喫煙を禁止するという話の根拠にすべきだろう。
いつも愕然とするのだが、ファミレスなどに入ると、禁煙席は大人ばかりで喫煙席は家族連れ(小さい子ども連れ)ばかりという光景が日常茶飯事である。自分の子どもを煙もうもうの喫煙席に連れ込む親の神経って、一体どうなってるんだろうと思う。
「放射線リスクなんて、煙草のリスクぐらいのものでしかない」というのは、喫煙者の傲慢な文脈である。煙草の嫌いな人間からすると「どちらも避けたい」という、ごく当然でシンプルな結論になる。
喫煙者が放射線のリスクについて語るのを聞くと、私は「じゃあ、とりあえず、あんたが禁煙してみたら?」と言いたくなるのである。自分が煙草を吸いっぱなしでは、東電を責められないだろう。
下に産経新聞の記事から 「放射能と生活習慣によってがんになるリスク (国立がん研究センター調べ) という表を転載しておく。

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