町内一斉草刈り
今日は町内自治会主催の一斉草刈りに参加した。私の住んでいる地域は田園地帯と川沿いの湿地帯の交わるあたりを埋め立てて開発した宅地なので、初夏の声を聞くと土手や空き地に雑草が生い茂る。我が家の裏手は川の土手なのだが、ここに越してきて 2年ほどは網状のフェンスごしに葦が高く生い茂り、川が見えなかったほどだ。
葦原というところは、ヤブ蚊の発生源である。それに背の高い葦のせいで風も通らないため、夏はものすごく暑かった。2年がかりで地下茎をほじくり出して葦が生えないようにし、ようやく風が通るようになったのだが、それでも 5月になると雑草が生い茂る。
私のところの町内会では、エンジン式の草刈り機を 11台も装備して、5月中頃の日曜日になると、ガンガン雑草を刈りまくる。草刈り機が揃わなかった頃は、草刈り鎌を使って手動で刈りまくっていた。その頃は私も体力があったので、人の 5倍ぐらいの面積をブルドーザーのごとく刈っていたのである。
ところがさすがに来年は還暦を迎える年になり、いくらなんでも人の 5倍の面積を一人で刈りまくることはできなくなった。それでも、まだ 3倍ぐらいはこなしている。というか、周りを見ると 「どうして、あんなにゆっくりやっていられるかなあ」と思うぐらい、まだまだ体力はそれほど衰えてもいないようなのだ。ありがたいことである。
私がガンガン草を刈っている間、周囲の人たちは何をしているかというと、刈った草をせっせと集めて、ゴミ袋に入れている。私は長年「刈った草はそのままにしておけば、土の上に蓋をかぶせたような効果になって、新しい雑草が生えにくい」と主張しているのだが、これが全然通じない。
どういうわけだか、草を集めてゴミ袋に入れて、次のゴミ収集日に出すのである。放っておけば自然に土に還るものを、わざわざゴミ処理場に集めて、油をかけてつまりコストをかけて燃やすのである。
刈った草をきれいに運び出すものだから、裸になった地面には燦々と日があたり、新しい雑草がすぐに生えてくる。馬鹿馬鹿しいと思うのだが、これもまた、よく考えもせずに惰性で続けてきていることなので、改めようとしても改まらないのである。まあ、殺虫剤をペットボトルに入れて一般家庭に配るという惰性(参照)よりはマシかと思って、諦めている。
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コメント
ご存知かもしれませんが、老婆心ながら。
土手や空き地なら、土地所有者(市?)の許可を得てから
一度特別予算をかけて防草シートを施工すれば良いと思います。
例えば↓
http://www.ihs1187.com/eshopdo/refer/cid65s0m0.html
施工した部分の草刈り自体が不要になります。
会社近くの用水路脇に施工された場所がありますが、
5年くらい放置されてもシートの劣化も無くほとんど草が生えません。
固定ピンを刺した部分からは、しぶとく生えてきますが、
面積を考えれば微々たる物です。
景観が悪いという指摘もあろうかと思いますが、
雑草が生い茂った状態と、このシートで覆われた状態、
どちらも似たような物です。
どうしても景観が・・というのであれば、
シートの上に薄く表土をかければ問題ないですよ。
年に2~3回(?)の草刈りをする人件費と考えれば
安い物だと思いますが、いかがでしょう。
改めようとしても改まらないかもしれませんが・・。
投稿: 若 | 2011年5月23日 12:23
↑
HN間違えました。
私です。
投稿: リュウT | 2011年5月23日 12:25
リュウT さん:
防草シートというものがあるんですね。知りませんでした。
ただ、この自治会では、年に 2~3度の一斉草刈りが懇親の場ともなっていて、それをなくすると顔合わせの理由もなくなるので、抵抗が大きいと思います。
いずれにしてもありがとうございました。
我が家の敷地内(家屋とフェンスの間の狭いところに雑草が生える)での設置を検討したいと思います。
投稿: tak | 2011年5月23日 20:14
>一斉草刈りが懇親の場ともなっていて
やはりどこも一緒ですね。
草刈りの最中も
手より口が動いている方が多いんですよ。
目的が違うよなぁ・・と思いながら、
私も5人分の面積をせっせと刈ります。
夜のうまいビールの為に。(目的が違うか)
投稿: リュウT | 2011年5月23日 21:30
リュウT さん:
いずこも同じということですね。
投稿: tak | 2011年5月25日 00:02
初めてコメントさせていただきます。
刈った草を処分するのは防虫のためだと思いますよ。ご存知かとは思いますが、枯れ草の山にはいろんな虫の温床になりますから。でこの温床ですが藁束に水をかけてその発酵熱で温度を上げる方法もあるんですが、使用後の藁を一年ほっておくと中にカブトムシ他いろんな虫の幼虫がごろごろと・・・ 世間には虫がまったくダメな方も多いですし、日常生活に虫が入り込んでくるとうっとうしいことこの上ないですから焼却でいいと思いますよ。
いっそのこと発酵タンクに入れて熱利用とガスの生産とかどうでしょう? 雑草処理と省エネと一石二鳥ですよ。なんて思ってしまいました。
投稿: GOHANDA | 2011年5月26日 10:25
GOHANDA さん:
>ご存知かとは思いますが、枯れ草の山にはいろんな虫の温床になりますから。
う~ん、決して 「枯れ草の山」 にするわけじゃないんですよね。
積み重ねたら、やっぱりいろいろ問題ありますから、刈ったら刈ったままに放っておくということです。
刈った草が薄く地面を覆う程度に放っておくと、地面に直射日光があまり当たらず、雑草が生えにくくなるみたいです。
で、適当な時期にいつの間にか土に還ってます。
投稿: tak | 2011年5月26日 21:55
社宅で敷地内で草刈りをしていて、やはりその問題が出ました。
草を放置するメリット。草が日よけになって次の草が生えてこない。デメリット、乾燥して飛ぶ、腐って無くなるまでの景観の問題(住居のすぐそばなので。)虫の問題(集められたゴミ袋では今ゴキと蝿発生中、放置しておけばそれはないのかどうか?)。
結局、150ものゴミ袋が出ました。実際に広い敷地内に刈った草を放置してどのような経過をとるか試された方のブログがないのが残念です。
投稿: たかこ | 2011年9月17日 10:24
たかこ さん:
我が家の裏手の土手際は、道路の裏手ですので、景観の問題はありません。
土手と家並みに挟まれているので、風で飛ぶこともあまりありません。
飛ぶ前に、自然に土に還っていきます。
また、多少飛んだとしても土手沿いに飛ぶだけです。
そして、刈ったままに薄く地面を覆うだけですので、虫の湧くこともあまりありません。
(地面を丸裸にして、またすぐに草が生えて、蚊の温床になるよりは、ずっとましのようです)
というわけで、我が家の裏手に関しては、集めてゴミ袋に入れる意味はほとんどないんですがね。
投稿: tak | 2011年9月17日 13:33