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2011年7月 1日

父の退院は先延ばしになった

今日の検査の結果次第で、父の退院が決まるということだったのだが、「容態が安定するまでもう少し様子を見る方がいい」という主治医の判断で、残念ながら先延ばしになってしまった。点滴を続けたおかげで体力はずいぶん回復し、食事もできるようになったのだが、何しろ肺の中身がかなりダメージを負っているようで、検査結果の波が激しい。

当人は至ってさばさばした物で、「もう人生には十分に満足したから、これ以上望むものは何もない。いつ死んでも構わない」なんて言っているが、こんなにストレスもなく晴れ晴れとした心境なものだから、治療の効果がきちんと現れて、当人の思いとは裏腹に、まだまだ急には死にそうにない。これはありがたい逆説である。

というわけで、田舎には妹を残して帰ってきた。帰り道も高速道路をフルに利用したが、被災者証明書の威力で、高速料金は無料だった。この分だと、何度も往復しなければならないようだから、この措置はありがたい。

今日のところはこれにて失礼。

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