台風被害の修復費用 2,774円
台風 15号の強風で、庭に面したベランダの屋根が吹っ飛ばされてしまい、今日はその修復をした。屋根といっても乳白色の塩ビの波板で、元々お金のかかったものじゃないのだが、それでも、屋根の両端のみが残って真ん中が青天井になってしまうと、急に貧相に見えてしまう。
ここに屋根があると、多少雨の心配のある日でも、屋根の下に洗濯物を干しておけるので重宝なのである。また夏の暑い日でも、直射日光がリビング・ルームの中にまで差し込まないので、省エネにもなる。同じ理由で、雨の日にガラス戸を開けっ放しにしても降り込まず、室内がムンムンムレムレにならずに済む。
このベランダは、この家を買ったときにはなかったものである。購入して数年してから、妻の父が来て造りつけてくれた。義父は大工ではないが、木工技師という仕事をしていた関係で、こういうことは得意なのだ。
ベランダの屋根は、60cm × 180㎝ の塩ビの波板を 6枚打ち付けてある。10年ぐらい前の台風で、屋内からみて一番左側の波板が飛んで、最初の修理をした。時を同じくしてだったと思うが、下からの風で屋根が浮き上がったせいで、右側の柱が根元から折れ、屋根がだら~んと垂れ下がってしまったので、力業で持ち上げ、下に石を敷いて修復した。
あれからずっと我が家のベランダは無事だったのだが、この度の台風 15号はさすがにすごかった。昨日の朝、明るくなってから家の周囲を確認したら、10年前に修理した波板はさすがに大丈夫だったが、その隣から 3枚が見事に消えていた。逆に言えば、波板がさっさと飛んでくれたおかげで、風で屋根が持ち上げられずに済み、柱が無事だったんだろう。
2枚は 10メートルも先の道路の塀際に、ボロボロになってへばりついていたのを回収したが、残り 1枚は行方不明である。一体どこに消えてしまったんだろう。もしかしたら、裏の川に飛んで流されてしまったんだろうか。
というわけで、今日は近所のジョイフル本田という、ここで見つからないものは日本中探しても見つからないといわれるほど品揃えの豊富なホームセンターに行って、塩ビの波板と特殊な釘 (頭の部分に塩ビをしっかり止める金具の付いたやつ) を買い、修理にとりかかった。
費用は、塩ビの波板 1,740円 (580円 × 3枚) と、釘が 34円で、合計 1,774円。安くあがるはずとは思っていたが、それでも 2,000円かからずに済むとは思っていなかったので、逆に気が抜けた。修復作業は 約 30分で終了。これもあまりに呆気なかったので気が抜けた。
どっかの工務店なんかに頼んだりしたら、少なくとも 1万円は請求されるだろう。下手すると 2万円ぐらいになるかもしれない。
ここで思い出したのが、11年前の茨城県南部、千葉県北西部の雹の被害のことだ。取手市周辺では、多くの家でベランダの屋根の塩ビが穴だらけになってしまい、工務店が大繁盛になったと聞いた。「工事が順番待ちで、ベランダの屋根がいつまで経っても穴だらけのまま」 という人が多かったが、考えてみればそのくらい、自分で修理しなきゃね。
あ、それから省エネ用に家の南側に張り巡らしていた遮光ネット 4枚のうち 2枚が、風のせいですっぱりと切断されてしまっていた (これまたスゴイ。人間が力業で破こうとしてもできるもんじゃない) が、もう秋だから、修復は来年の夏にしよう。その時に遮光ネット 2枚分の 1,000円がプラスされるから、正味の修復費用は 2,774円になるのか。
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