小沢さんの入院騒ぎで思ったこと
小沢一郎氏が救急車で入院したという記事を読んで、私は 3つのことを思った。
一つは、多分大した病気じゃないだろうということだ。政治家はヤバイ病気の時ほどこっそりと入院する。周囲に「ああ、彼ももうおしまいか」と思われて影響力が低下するのを防ぐためだ。
小沢さんの場合は、意識がはっきりしていて、自分の足で歩いて車に乗ったというぐらいなのに、わざわざ救急車を呼んで世間に目立つように入院したんだから、大したことはないだろうということだ。
二つめは、大した病気でもないくせに病院に逃げ込んだなということだ。政治家の逃亡先として最もポピュラーなのが病院である。あんまり世間の追求に合いたくない面倒な事情を抱えると、政治家はとりあえず病院に逃げ込む。小沢さんの場合は、「検察の暴挙のおかげで、体調まで崩しちゃったじゃないか」 とでも言わんばかりである。
ただ、彼の場合はそんな風にことさらに目立つように入院したのだけれど、世間からの同情はあまり寄せられそうにない。気の毒なことである。
三つ目は、一番目と矛盾してしまうのだが、「あれ、小沢さん、ヤバイ病気でなければいいんだがな」ということだ。最初のニュースでは、「疲れが取れずに、腰が痛い」と言っていたとのことなので、心の片隅でちょっとだけ嫌な感じがしたのである。
実は、親類縁者やお世話になった人の中で 、「原因不明の腰痛」が長引き、病院でしっかりと検査してもらったら、ガンが脊椎にまで転移していることがわかったという人が何人もいるのである。だから私は、腰痛が長引いているという話を聞く度に、条件反射的にかなり嫌ぁな感じがしてしまうのだ。
私は小沢一郎という人は決して好きなタイプじゃないが、それでもやっぱり、あまりそういう話は聞きたくないと思っていた。昨日になって、痛みの原因が尿管結石と発表されて、「なぁんだ、それならよかった」と、安心した。結石というのはかなり痛い病気だが、まあ、命にかかわるほどのものじゃない。
好きなタイプじゃないが、彼にはもう少し生きていてもらわないとつまらないじゃないか。
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コメント
おはようございます。
小沢一郎さん、尿管結石だったそうですね。庄内さんご指摘の通り軽症でした。
実は私も40歳前後に尿管結石で救急車で入院経験があります。ほんとに焦ったものでした。
投稿: 山科2008 | 2011年10月 9日 04:39
山科2008 さん:
>実は私も40歳前後に尿管結石で救急車で入院経験があります。ほんとに焦ったものでした。
それはさぞかし痛かったでしょうね。
私も昔、「尿管結石の疑いがある」という、猛烈な痛みを経験したことがあります。
そのことについては、以下のリンクをどうぞ。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2010/03/post-10fb.html
投稿: tak | 2011年10月 9日 14:20