「スマート・アイドリングストップ」 という機能は、なかなかいい
近頃の車の燃費はずいぶん良くなっているようだ。10年以上前に乗っていたトヨタのエスティマ・ルシーダという車の 4WD バージョンは、リッターあたり 6.5km ぐらいしか走らなかった。その次に乗った、同じくトヨタのイプサムは、8.5km ぐらいだった。
この頃は家族で移動することが多かったので、座席が 3列並びの RV が必要だったのである。ところが、RV は燃費が悪い。当時はガソリンがリッターあたり 100円ぐらいだったからよかったが、今の時代にこんな燃費ではしんどい。
子どもたちが育って、それぞれが自分の車を持つようになると、今度は狭い駐車場に複数の車を入れなければならないので、小型車でなければならなくなった。それで、マツダのデミオ(先代)という車を買ったのだが、これが案外燃費がよくなかった。排気量が 1300cc なのに、リッターあたり 12km 弱しか走らない。
ところが今度買い換えたスズキのスウィフトという車は、リッター 15km 近く走る。郷里の酒田に帰るのに、これまでは途中で必ず 1度給油しなければならなかったが、スウィフトだと最初に満タンにしておけば、そのまま余裕で酒田に着く。ありがたいことである。
ところが先日北海道に出張して、レンタカーで借りたマーチには驚いた。合計 500km 走ったのに、ガソリンのメーターをみると、ほぼ 6割ぐらいしか消費していない。多分満タンで 40リットルぐらいだろうから、500km で 25リットルぐらい使ったということになる。燃費はほぼ 20km ぐらいだ。いくら道東の道路は信号が少なく、渋滞しないといっても、これは素晴らしい。
この燃費の良さの秘密は、どうやら「スマート・アイドリングストップ」という機能らしい。赤信号などで停止すると、自動的にエンジンも止まるのである。
初めは運転していて、この機能に気付かなかった。ところがしばらくして、信号が青に変わってブレーキ・ペダルから足を離すと、「ブルン」 と音がしてエンジンがかかるような様子なのに気付いたのである。なるほど、止まっている間はエンジンも止まっているのだから、燃費がいいはずである。
私は普段、自分の車を運転している時でも、信号が黄色から赤に変わったばかりの時などは、意識的にエンジンをストップさせている。そして赤から青に変わる直前に手動でエンジンを再始動させる。これだけでも、かなり燃費が違ってくる。
ところが、渋滞に巻き込まれて頻繁に動いたり止まったりする時などは、手動でアイドリングストップをするのは、なかなかおっくうだ。どうしてもエンジンをかけっぱなしになる。そんな時、スマート・アイドリングストップはかなりの威力を発揮するだろう。
ハイブリッド・カーとか電気自動車とかでなくても、最近の車の燃費はどんどん向上しているようなのである。人々は車にステイタスよりも経済性を求めるようになっている。
イオン・グループが電気自動車事業に参入したというニュース(参照)を読んだが、将来、コミューターとしての自動車は量販店で気軽に買うものになってしまうのかもしれない。
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