「かゆずし」 という食べ物
昨日の夕方、階下から妻が 「今、BS で、酒田の『かゆずし』 っていう食べ物のことやってるわよぉ」と呼ぶので、「そりゃ一体何のことだ?」 と思いながら降りていくと、突然 「あなた、『かゆずし』って食べたことある?」と聞かれた。
「何それ? 食べたこともなければ、聞いたこともないよ」
「だって今、テレビで『酒田のかゆずし』って特集をやってるのよ。とにかくご覧なさいよ」
というわけで、BS プレミアムの 「にっぽんごはん紀行」 という番組をみると、なにやらなつかしい庄内弁が聞こえる。「かゆずし」というのは、戦前までは酒田でよく食べられていたご馳走だったが、戦後はほとんど途絶えてしまい、作る人とてなくなってしまった「幻の食べ物」であるようなのだ。
「幻の食べ物っていうんじゃあ、食べたことがあるわけないよ。本当に、『かゆずし』という名前も初めて聞いた」
「まあ、じゃあ、どんなのか、よく見てみなさいよ」
番組では、子供の頃「かゆずし」というのを食べたことがあるというおじさん(ごめん、名前は忘れた)が、「もう一度食べてみたい」と熱望する場面から始まり、次に、やはり子供の頃に食べた味の記憶から今の世にそれを再現させたというおばさんが登場した。
このおばさんは、調べてみたら青塚光子さんという人だと判明した。酒田の地方誌 "Spoon" に登場している(参照)。郷土料理を作らせたらひとかどの腕前の人らしい。光子さんが作ったのは、麹で発行させた御飯に数の子、銀杏、昆布、ゆずを入れたものだ。「なれずし」の一歩手前みたいなもので、ほのかな甘みがあっておいしいらしい。
これ以上は、私がここでくどくど説明するより、上記のリンク先に飛んで、光子さんのレシピをご覧いただくのが早いだろう。とにかく結構おいしそうなのである。ちなみに、私たち夫婦の結婚式の時の媒酌人も青塚さんという人なのだが、親戚かしらん。
で、番組は、私が今月 4日の和歌ログで紹介した本間美術館で、この「かゆずし」の試食会が行われるところで終わりとなる。みなさん満足そう、いやそれ以上に、幸せそうな表情である。
で、この試食会の場面には本間美術館の館長さんも混じって、おいしそうに食べていたのだが、実はこの人、私の又従兄弟の旦那なのである。4日も会ったばかりなのだが、そんな話はしていなかったじゃないか。
今度酒田に行ったら、「かゆずし」ってどんな味だったか詳しく聞いてみようと思う。
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コメント
「かゆずし」?
私もはじめて知りました。ちなみに、純粋な酒田っ子の女房に聞いても、見たことも聞いたこともないそうです。
夫婦そろって「へぇ~」な酒田情報でした。(^^;)
ところで最近、よく酒田の情報がテレビで話題になりますね。
先日も、「秘密のケンミンSHOW」なる番組で酒田の「むき蕎麦」が話題をさらっておりました。
→ http://www.ytv.co.jp/kenmin_show/gochisou/index.php
でも、残念ながら、私はあまり好みじゃないんですよね~、むき蕎麦。(>_<)残念!
takさんは、どげですか?
投稿: 伊藤 | 2011年12月 9日 11:02
伊藤 さん:
普通は知りませんよね、「かゆずし」 なんて。
でも、一度でいいから、冥土のみやげにでも食べてみたいです。
「むきそば」 に関しては、私としても 「話のタネ」 に食べてみるのもいいかなという程度の感覚です。
好んで食べるほど、特段にうまいものじゃないですね ^^;)
投稿: tak | 2011年12月 9日 16:32