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2011年12月26日

宣伝用のばかでかいカレンダーを配るのは、やめようよ

バブルの頃ほどではないが、あちこちからカレンダーが届けられる。直接もってくるなら「いらない」と断ることもできるが、知らないうちに丸めて郵便受けに突っ込んであったりするので、毎年暮れになると、いりもしないカレンダーが 3つも 4つもたまる。

私も妻も、もらったカレンダーを自分の家の壁に飾るなんて、「考えられない」 というタイプの人間である。頼んだわけでもない悪趣味な、あるいはステロタイプなデザインの、大きな写真やら絵やら書やらが威風堂々とついて、しかも一番下に「○商会」なんて企業ロゴが入っているカレンダーなんて、何が悲しくて壁に掛けなきゃいけないんだ?

我が家のリビングルームのカレンダーは、この何十年も、シンプルな日付だけのもので、家族がそれぞれの予定を書き入れる。つまり、我が家のカレンダーは機能一点張りで、そんな殊勝なカレンダーはどこでも配ってくれないから、ただでもらったカレンダーを資源ゴミに出して、気に入ったカレンダーを金を出して買う。

美術的なファクターが欲しかったら、自分で都合してきた絵や写真を飾る。カレンダーと美術とを合体させるなんて、邪魔くさいちゃっちいことは考えない。

それでも、今年の年末もふと気付くと、あちこちから知らぬ間にカレンダーが押しつけられている。あちこちで「カレンダーいらない?」と聞いても、返事は「いらない」に決まっているから、結局捨てるしかない。

単に捨てるのももったいないから、上の金属部分をカッターで切り離し、紙の部分のみを資源ゴミにする。悲しいことである。配られてから幾日も経たないうちに資源ゴミに出されるために、金をかけてカレンダーの体裁にして、金をかけて配るのである。配られた側では、それを手間暇かけて資源ゴミにする。

日本全国で配られた途端にゴミに出される大量のカレンダーを作るために、いったいどれほどの森林が無駄に伐採されているのかと考えると、かなり悲しい。

どう考えても、企業が宣伝用のカレンダーを無料で配るなんてやめた方がいい。せっかく社員の名刺を再生紙で作り、冷暖房の温度を制限しても、年末になると無駄なカレンダーで紙を大量消費しているのでは、エコな企業だなんて思ってもらえない。どうしてもというなら少量だけ作り、希望者だけに配布すればいい。

そしてできれば、邪魔にならない卓上型のサイズにしてもらいたい。それならばかでかい壁に飾るタイプのものの何分の一かの紙の消費で済むし、リビングルームに飾らなくても、トイレの壁ぐらいにかけてもらえるかもしれない。

 

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コメント

カレンダーの七割が捨てられているのではないかと、思いますね。私は、百均で日付だけのを買って済ましてます。

それから企業から配られる手帳ですね。あんな無駄なものはない。なんで企業の名前入りの手帳を使わなければいけないのか。すべてゴミ箱行きです。

投稿: ハマッコー | 2011年12月27日 03:49

ハマッコー さん:

7割か8割か、とにかく、ムダですね。

それから、ご指摘の手帳も。
手帳はそれぞれにこだわりがあるでしょうから、もらったものなんて、使いませんよね。

投稿: tak | 2011年12月27日 09:45

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