「米のうまいところに悪い人はあんまりいません」
庄内空港に、一部ではとても有名になった大きな看板がある。そこには「庄内平野と生きる MAETA」とある。地元の有力企業、前田製管の看板である(参照)。そしてその看板の下の方には、次のように書いてある。
「米のうまいところに悪い人はあんまりいません」
これ、なかなか素晴らしいコピーだと私は思っている。「米のうまいところに悪い人はいません」と言い切ってしまうと、インパクトはあるかもしれないが、ウソになってしまう。そんな白々しいウソは言えない。だから「あんまりいません」と、庄内人は控えめに言う。
これを見ただけで、庄内人はいい人たちだとわかってもらえると思う。
今日は長々と運転して帰ってきたので、このくらいで失礼。
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コメント
絶妙です(笑)
お礼に(?)私も一つご紹介。
私はよく沖縄に行くのですが(といっても今年は1回しか行けなかった)、那覇空港の到着ロビーにあるご存知オリオンビールの広告のコピー。
「ようこそ、ビールの美味しい島へ」
これを見るたびに、ビール党の私は嬉しくなります。残念ながら、これを見られるのはJALで到着した場合だけのようなんですが(探せば他にもあるかも)。
投稿: 山辺響 | 2011年12月 7日 09:46
山辺響 さん:
なるほど、「ビールのおいしい島」 とは、まさにイメージですね。
「ビールのおいしい島には、悪い人はそれほどいません」 とか、書き換えたくなっちゃいませんか? ^^;)
投稿: tak | 2011年12月 7日 18:55
ビールが美味しければ多少人が悪くてもいいです(笑)
投稿: 山辺響 | 2011年12月 7日 19:22
山辺響 さん:
>ビールが美味しければ多少人が悪くてもいいです(笑)
ビールの威力というのは、大したものですね (^o^)
投稿: tak | 2011年12月 7日 19:38
おはようございます~
私はこのコピーを見て
この強烈なインパクトに絶句しながら
すごいな~~~と感激。
そして、自らを
ちょっと反省したのです。
私は実は、本心では、
栄養が足りたら丸薬を飲んで、それでよし。
というくらい割り切っている人間なんですよね。
実はなんですか・・・本心です・・・
でも、
これを見て
ははあ~おいしい物を食べていないと
人間が悪くなるのかな?と
ちょっと反省したのです。
もう少し、おいしく物をいただくことをしないと
こころがすさんでしまうのです。なんて、考えが飛躍していきまして・・・
そこまで来たところで
あのおいしいものばかりを食べた貴族や大勢の金持など
大抵は人が悪いですよね?
全員とは言いませんが、
ちょっとまた、思い直したのです・・・うふふ
投稿: tokiko68 | 2011年12月15日 08:53
tokiko68 さん:
一昨年の夏、"本当においしいのは 「深ウマ」 である" という記事の中で、私は次のように書きました。
おいしい料理は、一番幸せだった日々の記憶を蘇らせてくれる。いや、実際には 「一番幸せだった日々」 なんてない。蘇るのは、これまでの幸せの記憶を凝縮したエッセンスなのだ。だから本当においしい料理を食べると、至福が訪れるのである。
そうした料理を、私はひそかに 「深ウマ」 と称している。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2009/07/post-47b4.html
>あのおいしいものばかりを食べた貴族や大勢の金持など大抵は人が悪いですよね?
贅沢な食べ物と 「深ウマ」 とは、必ずしも一致しないのであります。
あるいは時に一致したとしても、金にあかせて 「深ウマ」 を食べつけてしまうと、自己の幸福追求と金の追求が深層心理の中で一致してしまうから、あんまりよろしくないことになるのかもしれません。
投稿: tak | 2011年12月15日 14:37