我々夫婦には、アクション大作は向かないのだよね
久しぶりに妻と何か映画を見に行こうということになり、近くのシネコンで何かやっていないかと探したら、トム・クルーズの「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」かなあということになった。何だか一抹の不安はあったのだが、見終えてからの感想はやっぱり二人とも、「時間とお金の無駄だったね」ということになった。
見る前の一抹の不安を無理に打ち消したのは、妻の「映画評論家の渡辺祥子さんも褒めていたから、多分間違いない」という一言だった。しかし誰が褒めていようと、あの手の「とにかく細かいことは言わずに、最初から最後までハラハラドキドキして楽しめ!」というタイプの「アクション大作」は、我々の見るべき映画じゃないと、改めて確認できた気がした。
とにかくこれでもかこれでもかの、ハラハラドキドキ・シーンの連続なのだが、それが続けば続くほど、「ハイハイ、撮るの大変だったねえ、ご苦労さん、ご苦労さん」と思うばかり。2時間チョイの上映時間のうち、最初の 30分ぐらいでもう飽きてしまい、「いつ終わるのかなあ」というのが気になるばかり。
もしかして、隣で見ている妻は楽しんでいるのかもしれないと、あまりもぞもぞしないように気を使っていたのだが、終わってみると二人とも楽しめなかったとわかり、「なあんだ、やっぱりね」ということになった。この映画でしっかりと楽しめる人もいるのだろうから、悪く言う気はないが、我々には全然向かない映画だったのである。
で、二人でしっかりと決めたことは、「これからはアクション大作をわざわざ映画館まで見に行くのはやめよう」ということだったのだよね。
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