業務用エレベーターって、かなりアブナいものらしい
「エレベーター 相次ぐ事故で対策指導を強化 厚労省・国交省」という MSN 産経ニュースの記事が目を引いた。エレベーター事故のニュースは、今日も伝えられたばかりである。大森の複合商業施設「大森ベルポートA館」で、1階から業務用エレベーターに乗ろうとした清掃作業員が地下に転落したという事故だ。
エレベーターのドアが開いたので乗ろうとしたら、エレベーターの「かご」がそこになく、地下まで転落してしまったというのである。怖い話だ。
実は私の知人も、会社の荷物運搬用のエレベーターに後ろ向きで台車を引っ張って乗ろうとしたら、そこに「かご」がなく、地下まで転落したという経験をもつ。不幸中の幸いで、死なずには済んだが、脊椎損傷で治るまでずいぶん時間がかかった。本当に気の毒なことだった。
業務用エレベーター、あるいは荷物運搬用エレベーターというのは、オフィスビルで働く一般の従業員や、商業施設の来店客が利用するのではなく、裏側の清掃作業員の移動や、荷物運搬に使うものらしい。
フツーの客が利用する表舞台のエレベーターで、ドアが開いても「かご」がなくて転落したなんてニュースはあまり聞いたことがないが、楽屋裏の業務用エレベーターは結構事故が多いようなのだ。
厚労省の実態調査によると、平成 18~20年の業務用エレベーターの労災事故による死者は 37人で、けが人は毎年 200人以上にのぼるのだそうだ。単純計算だと、2日に 1度以上の割でけが人が出るような事故が起き、10日に 1度以上の割で死者が出ている。
業務用エレベーターの管理がどうなっているのかしらないが、何かの仕事で楽屋裏のエレベーターに乗る時には、よくよく注意しなければならない。
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