ほんわかした季節を過ごしたい
昨日の土佐の快晴が、今日になって関東にまで移ってきたようで、気持ちのいい空である。ようやく春の陽気になった気がする。ところがこの辺りの週間天気予報をみると、今月末の 3日間はまたしても最低気温が -2~3度になるようで、まだまだ油断ができない。3月 1日の予報をみても、最高気温が一桁の 9度、最低気温が 0度だ。
このところ毎年、今の季節になると「春はまだか、春はまだか」と言っている気がする。暖冬の年でも彼岸過ぎまで寒くて、春の訪れが遅くなるのだ。
とくに昨年なんかは、3・11 の震災の後になっても寒風が吹きすさび、彼岸を過ぎても雪交じりの空に震えていた。もっとも、あの時は福島の原発で水素爆発があったりしたので、あの北西からの季節風がなかったら、放射能汚染はもっと内陸まで進んでいただろうという気がする。
津波などで家を失った人たちには、無情の寒さをもたらしたわけだが、大局的にみると放射性物質の内陸部への大幅な拡散を防いだと思われるので、あれはプチ神風だったという気がするのである。
今年はご覧の通り、本当にいつまでも寒い。そして「春はまだか」と言っているうちに、いつの間にかつかの間の春になり、ようやく春かと思っているとすぐに夏になる。それが最近の季節変化の常である。
そして夏がいつまでも長引き、「秋はまだか」と言っているうちに短い秋がようやく訪れ、あっという間に冬になる。その繰り返しである。前にも書いたような気がするが、春と秋のモデレートな気持ちのいい季節が本当に短くなって、天気が極端から極端に振れるようになった。
ほんわかした季節を、もう少し長く過ごしたいなあと思う今日この頃である。
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