車のドアの閉まる音
車のドアの閉まる時の音というのは、結構重要な問題なのだそうだ。高級車ほど重厚な音がするらしい。「バタン!」とか「ペタン!」とかではダメで、「バフッ」という重厚な音で閉まらなければならないのだそうだ。
私が以前乗っていた先代のデミオは、前のドアを閉めると「バフッ」と重厚に閉まったが、後部座席のドアは「ペタン!」という軽薄な音で、かなりのギャップがあった。今乗っているのはスズキのスウィフトという車だが、両方とも「バフッ」と閉まる。こんな小型車が一体どうして、ドアの閉まる音だけはまるでクラウンみたいな音にできるのだろう。
インターネットで検索してみると、あれはドアの「閉まり音」というのだそうで、そのカラクリはよくわからないが、音のチューニングというのが技術的に可能なのだそうだ。トヨタとか日産とかは、そのチューニングに熱心で、いかにも高級車らしい重厚な音にしたがるらしい。
私が驚いているのは、基本的には軽自動車メーカーというイメージのスズキが、前のドアも後ろのドアも、やたら重厚な音に仕立て上げているということだ。あるいは、根が軽自動車メーカーだからこそ、1300cc の小型車になると、ちょっと背伸びした音にしたがるのだろうか。
私個人の感慨としては、ドアを閉める時の音なんか、どうでもいいと思っている。「パタン」だろうが「ペチッ」だろうか「ペチン」だろうが、何でも構わない。どちらかといえば、静かに閉まってくれる方がありがたい。できれば、「ストン」ぐらいの無音に近いぐらいの方がいい。
ところが自動車好きには、ドアの閉まる音にもこだわりを持つ人が多いようで、やはり重厚な音を求める傾向があるそうだ。そんなものなのかな。
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