原発避難者への差別と「知らずに犯す罪」
「福島から避難の子ども、入園断られる 山梨の保育園」というニュースが目を引いた。昨年、福島県から山梨県内に避難してきた子どもの保育園入園が断られるというケースがあったと、一昨日、甲府地方法務局が発表したんだという。
入園を断った理由がひどい。「原発に対する不安が他の保護者から出た場合、対応できない」からなんだそうだ。こんな馬鹿馬鹿しいことに 「対応できない」のでは、いずれにしてもまともな保育園じゃないから、あぶなくて子どもを預けられない。「そんなところに入園させるのは、こっちの方でお断り」と、拒否するほかないだろう。
また、"法務局によると、自宅近くの公園で子どもを遊ばせようとした際、近くの住民から避難者であることを理由に 「遊ばせるのを自粛してほしい」 と言われたこともあったという" という言及もある。本来ならば、こんな馬鹿なことを言う住民こそが、周囲から「人前で口をきくのを自粛してほしい」と要請されるべきである。
ちょっと前に "「知らずに犯す罪」の重さ" という記事を書いた。釈尊は、知らずに犯す罪は、知って犯す罪よりも重いと教える。
避難者の子どもを遊ばせるのを自粛せよなどと迫る人は、それがナンセンスな妄想だと教えられても、決して反省しない。それどころか、「だって仕方ないじゃない。そんなこと、知らなかったんだもの」 と言って居直る。彼らは 「無明」 という最も根本的な罪を犯して、それを恥じないのである。
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