季節感の戸惑い
毎年春になると、かけて寝る布団に悩まされる。冬の間は分厚い羽毛布団と毛布を重ねてもまだ寒いぐらいで、もう一枚薄手の羽毛布団を足したりしていた。一番寒い時期を過ぎて、ようやく薄手の羽毛布団にはお引き取り願ったが、分厚い羽毛布団とはなかなか決別できなかった。
分厚い羽毛布団をかけて寝ると暑すぎてムカムカし始めたのは、昨夜あたりからである。夜中に起き出して、分厚いのをはぎ取り、少し薄手のものに変えた。いつもの年は、春先にこんなことがしょっちゅうあるのだが、今年は今回が初めてである。それだけ、いつもの春よりも寒いのだ。
いつもの春は、4月も中旬に入れば分厚い羽毛布団に復活願うことはなくなるのだが、今年は多分、あと何度か押入から取り出してかけることになるだろう。季節の進行が半月分ぐらい遅れている。
そういえば、この春は、ハクモクレンと桜が一度に咲き、遅咲きで散り残っている白梅と合わせて、3種類の春の花を一度に見ることができる。大まかな季節感としては「春」に違いないのだが、早春と本格的な春がないまぜでやってきている。これでもう少し経ったら、多分いきなり 「初夏」 になってしまうのだろう。
最近は季節感の調整に戸惑うことが多いが、今年はとくにそれが大きい。
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コメント
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
今回の記事全く同感です。
なんか四季が感じられなくなって悲しいですよね(涙)
投稿: Senna | 2012年4月11日 01:33
Senna さん:
コメントありがとうございます。
最近は春と秋が異常に短くて、あとは夏と冬ばかりという印象です。
投稿: tak | 2012年4月11日 13:33