食い物のコラボ
私のブログは基本的に平日型で、土日祝日になるとアクセスが 3割方減る。会社の PC で見てくれている人が多いんだと思う。その証拠に、ウィークデイの午前 9時台、12時台、午後 3時台のアクセスが多い。皆さん、朝イチの PC 立ち上げ時、昼休み、3時のお茶の時間に、ちょこっとアクセスしてくれているようだ。
基本的に勤務時間内なので、さっと目を通して何か思うところあったとしても、あまりコメントまでは書けない。だから私のブログは、ウィークデイは 1500件からのアクセスがあるにしては、コメントが案外少ない。そういう体質のブログなのである。
今日は土曜日なので、アクセスの少ない日である。というわけで、ごく軽いテーマで書いてみよう。「食い物のコラボ」という話である。
食い物には、いい組み合わせと悪い組み合わせがある。単体ではとくに旨いものでもないのに、組み合わせると急においしくなるものがあるかと思えば、単体でどんなに旨くても、組み合わせると台無しになるものもある。
"Chemistry" とは化学反応のことだが、英語では「相性」のこともそういったりする。まさに舌の上で味覚の化学反応が生じているんじゃないかという気がするほどで、わけのわからない相性というものが馬鹿にできないのは、コンピュータの世界でも食い物の世界でも同様である。
さて、私が「地上最強の食い物コラボ」と思っているのは、「あんこと塩」だ。例えば「塩羊羹」である。
私は羊羹そのものは嫌いという程じゃないが、取り立てて好きというわけでもない。音に聞く「虎屋の羊羹」をもらっても、それほどうれしいとも思わない。ところが諏訪大社の近くの新鶴本店の塩羊羹をもらったりすると、かなりうれしい。すぐに食いたくなってしまったりする。
「あんこと塩」に限らず、「甘みと塩味」の組み合わせというのは、これはもう、逃れられないほど旨い。だから塩羊羹だけでなく、西瓜に塩をふったりするのもいいし、「塩けんぴ」なんていうのも、食い始めると「止められない、止まらない」状態になる。多分、この組み合わせは人間の業に訴えるところがあるんだと思う。
もう一つ、あまり知られていない組み合わせに、「蕎麦と大根」というのがある。これは「あんこと塩」に匹敵するほどの組み合わせだ。千切り大根を蕎麦に混ぜる 「大根蕎麦」 は北関東の名物料理で、館林や佐野の周辺の蕎麦屋で食うことができる。食べてみると、「おぉ、これは!」というほどの見事な食感だ。
この組み合わせは元来、お寺の精進料理として発展したものらしく、「寺方蕎麦」とも言われて、浅草や向島の「長浦蕎麦」という店の看板メニューにもなっている。一度試してみるといい。ちょっと趣向を変えて、盛り蕎麦のサイドメニューとして切り干し大根の小鉢なんかが付いているというのも、私としてはものすごく嬉しかったりする。
それから、私自身はまだ恐くて試したことはないのだが、「マグロの赤身とイチゴ」というのがいいらしい。これはアルケッチャーノの奥田シェフが某テレビ番組で「赤い者同士は合う」と力説していたことなので、デタラメではない。言われた通り、恐る恐るマグロの赤身とイチゴを同時に口に入れたアナウンサーが、あまりのおいしさに目を丸くしていた。
それで言ったら、サーモンと柿というのも合いそうだ。秋になったら、一度試してみようか知らん。
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コメント
おろし蕎麦は大好物ですが、大根蕎麦というものがあるとは知りませんでした。おろし蕎麦がうまいなら大根蕎麦もうまいに違いないということで、画像をググッって同じようなものを作って食べてみました。
うまい!
お店で本格的なものを食べたらもっとうまいのだろうな。
しかし、横浜では大根蕎麦はメニューにはない。
次は、もう少し研究して本物に近いものを作ってみよう。
投稿: ハマッコー | 2012年4月21日 23:57
ハマッコー さん:
旨いでしょ!
長浦蕎麦にも顔を出してみてください。
投稿: tak | 2012年4月22日 20:41
食物独自の良さには塩だけがベストなのかもしれませんね。
あんこは戦時中は塩あんこだったと、中学のときの国語の題材に出ていた記憶があります。砂糖がなくとも独自の甘さがありますからね。
すいかは塩をかけるとよりおいしく感じるのでほぼ私は塩をかけます。小さい時オッキイまるままのスイカが冷蔵庫にあるのを見つけたら、私のものになり、家族のことも考えずに勝手に出して独り占めしておりました。あのシャリシャリジューシーなのが大好きです。
塩梅とは、具合ですので、塩加減が重要なのでしょうね(以前かかれていらっしゃったかしらん)。
わたしはあんこと百合根がなんとなくすきです。私が思う最高のコラボは、あんこは黒糖饅頭ですね。百合根入りの茶碗蒸しなんか最高~★あと1日の献立としたら、うどんに稲荷があったら、それ最高かな(・<)☆
投稿: BEKAO | 2012年4月23日 17:05
BEKAO さん:
>食物独自の良さには塩だけがベストなのかもしれませんね。
そういえば、かのアルケッチャーノの奥田シェフも、塩しか使わないらしいです。
まるのままのスイカを独り占めするとは、すごいですね。
(私は、あとでオシッコが近くなりそうで恐い ^^;)
>塩梅とは、具合ですので、塩加減が重要なのでしょうね(以前かかれていらっしゃったかしらん)。
う~ん、私は書いていないと思います。
(「案配」表記派ですので ^^;)
ただ、塩加減が重要ということには、もろに賛成です。
>あんこと百合根がなんとなくすきです。
それはシブいですねぇ。でも、なるほどおいしいかも。
うどんに稲荷とは、うぅむ、悪くはないけど、うぅむ… ^^;)
投稿: tak | 2012年4月24日 01:20
申し訳ございません、礼をかいておりましたね。きちんと本宅の検索ツールで検索してから、記入すべきでした。最近は便利になりすぎて戸惑っております。
よくよく考えてみると、食のコラボで最強(食べ物同士でない)なのは、ズバリ『思い出』ですね。
うどんと稲荷には、親が学食でこの組み合わせをしてたと話してくれながら、うどんをすすった思い出などが詰まっています。家族が独りじめを許してくれたスイカやたねなしブドウ。
味をおいしく加工されたものより、家族、近しい人などと昔よく食べた懐かしい思い出の詰まった味が一番です。漬物とごはんと日本茶。
投稿: BEKAO | 2012年4月26日 08:51
BEKAO さん:
>よくよく考えてみると、食のコラボで最強(食べ物同士でない)なのは、ズバリ『思い出』ですね。
賛成!
私も 3年前にこんなことを書いています。
>おいしい料理は、一番幸せだった日々の記憶を蘇らせてくれる。いや、実際には 「一番幸せだった日々」 なんてない。蘇るのは、これまでの幸せの記憶を凝縮したエッセンスなのだ。だから本当においしい料理を食べると、至福が訪れるのである。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2009/07/post-47b4.html
投稿: tak | 2012年4月26日 14:28