UFC 145 を見て
録画してもらっていた UFC 145 の試合を、今日ようやく見ることができた。この 2日間、忙しくてテレビ画面に向かう暇がなかったのである。
今回の目玉は、ライト・ヘビー級の元同門対決、ジョン・ジョーンズ対ラシャー・エバンズの試合だった。ジョン・ジョーンズはこれまで、ショーグンやリョートを呆気ないほどに葬ってきた、異次元と言われるほどの実力者。そのジョーンズに、兄弟子のエバンズがどう対抗するかが見物だった。
結論。さすが相手は実力者のジョーンズで、エバンズはようやく判定に持ち込んだが、大差で負けとなった。あの肘打ちはかなりのダメージとなったようだ。
それからウェルター級のローリー・マクドナルドという選手は、若干 22歳というのに、非常に理詰めで無駄のない動きをし、しかも力強さもある。近いうちにチャンピオンになるだろう。UFC のレベルは本当に上がった。
日本ではプライドがおかしくなって、K-1 もオールド・ネームの客寄せパンダに頼るシステムで見放され、格闘技が衰退してしまったというのに、米国では見事に進化している。しっかりとしたマネジメントで長期的な戦略を構築すると、こんなにもいい結果になるといういい見本である。
日本の格闘技は、結局プロレス体質が抜けずに、まともなマネジメントができなかった。まともなマネジメントができなかったために、技術の向上も果たせず、10年前のレベルで止まってしまっている。日本選手の UFC での無惨な戦績をみれば、それがよくわかる。
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