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2012年5月25日

エアコンもテレビも消してしまえばいいんでしょ

テレビを消すことによる節電効果はエアコンの1.7倍との試算」 というのが話題になっている。私は野村総研の試算によるものと思っていたが、どうやらそうではなく、野村総研がそんなような試算をしていると知った週刊ポストが、独自に試算してみた結果なんだそうだ。なぁんだ。

それによると、「省エネ性能カタログ 2011年夏版」に掲載された 42型液晶テレビの消費電力は 148Wで、エアコン(冷房能力 2.8kW)の消費電力の平均値(冷房期間消費電力量÷総冷房時間)は 116.5W となっているので、テレビを消すことによる節電効果はエアコンの約 1.3倍なんだそうだ。

この前提で計算すると、たとえば午後 2~4時の時間帯にすべての世帯でテレビを消せば、200~300万kWもの節電になると述べられているという。

ふぅん、私はテレビというものをほとんどみないし、昨年の震災以後、エアコンのコンセントを抜いてしまったから、どっちがどうでもほとんど影響ないのだが、この記事を素朴に読み取れば、「エアコンを消せ」とか「設定温度を上げろ」とかいうキャンペーンをするテレビが、テレビそのものを消せとは決して言わないというのは、お笑いぐさということになる。

しかし、この試算をしたのが週刊ポストということになると、どうも「テレビを消して週刊誌を読め」と言っているように聞こえてしょうがない。週刊誌を読めば紙の消費が増えるから、やっぱりエコのためにはならないので、いっそのこと週刊ポストも、「週刊誌を買うのを控えよう」ぐらいは言ってしかるべきかもしれない。

ついでに、発表された試算の内容をみると、42型液晶テレビというのは、かなり大きな部類に入るんじゃないかと思う。それに対して冷房能力 2.8kW のエアコンというのは、一般的なスペックといえるんじゃなかろうか。どうもハンディキャップマッチみたいな気がするのだが、どうなんだろう。

それから、午後 2~4時の時間帯にすべての世帯でテレビを消せば、200~300万kWもの節電になるというのも、元々、この時間帯はあまりテレビのスイッチが入っていない時間帯なんじゃなかろうか。でもまあ、エアコンを点けている分、テレビを消せという主張ならわからなくもない。

とりあえず、私の感覚だと、どっちがどうとかいうより、要するにエアコンもテレビを消してしまえばいいんじゃないの? ということになるのだけどね。

 

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コメント

校正の萩原です。初コメさせていただきます。
私もこの見出しには食い付きました。それに私も、エアコンは昨年の夏以来スイッチを入れていないし、テレビはとうの昔に処分してしまいました。
おまけに、数日前からPCがおかしくなり、ネットが見れません。こりゃいいや。すっきりしたもんです。早く寝るし。新しい何かを始めなさいという神の啓示なんでしょうね。

投稿: 校正の萩原です | 2012年5月26日 02:40

校正の萩原です さん:

PC もダメとなると、この書き込みはスマホか何かですか?

スマホかタブレットがあれば、PC はなしで済ませられますね。健闘を祈ります。

投稿: tak | 2012年5月26日 21:11

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