東北出張、山場を越える
東北出張、3日目が無事に終わって、さっき宮古市から盛岡に戻ってきたばかりである。明日は盛岡でのちょっとした用を済ませたら、後は延々と東北道、磐越道、常磐道を辿って家に帰るだけだ。山は越したのでホッとしている。ただ、明日は 520km の道のりを運転する。無理せずにゆったり帰ろうと思う。
ところで、ふとしたことから、東京の小石川植物園に「ニュートンのリンゴの木」というのがあると知った。あの、リンゴが木から落ちるのを見て万有引力を発見したといわれる、そのリンゴの木なんだそうである。1964年に英国国立物理学研究所所長サザランド卿から東大の柴田雄次教授に贈られたのだという。
それでちょっと笑ってしまったのは、この木に合格祈願する受験生がいるという話である。こんなにも科学的なお話をネタにして、合格祈願するといのは、どういうメンタリティなのだろうか。同じ祈願するなら、近くの湯島天神にでも行く方がいいだろうと思うのだが。
それに「リンゴの落ちるのを見て大発見した」という、その木に祈願したら、自分も「落ちてしまう」というような気がしないのだろうか。
それとも、あれはリンゴの実が木から「落ちた」のではなく、地面の方が上に上がってきたと捉えるべきであり、リンゴの実は地面とともに上昇する木から離れたために、昇ってくる地面と衝突したということなのだろうか。そうだとしたら、壮大な発想の転換である。立派なものである。
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