「Max やまびこ」 の教訓
本日は仙台に日帰り出張。晴れ男の常として、梅雨時にも関わらず天気は上々で、無事にミッションを終了し、19時前の東北新幹線 「Max やまびこ」 で帰路についた。
「Max やまびこ」 というのは、2階席建ての車両が使用されていて、上越新幹線にも 「Max とき」 というのがある。要するに少ない車両編成で多くの乗客を運べるので、"Max" というのだろう。
ところがこの Max シリーズというのは、1階席に座ると線路脇のコンクリート製防護壁に視界を遮られて、外の景色が何も見えない。日がとっぷり暮れて暗くなってしまえば、どうせ景色は見えないのだから諦めがつくが、明るいうちだとフラストレーションがたまる。
今回は運良く 2階席がとれたから、暮れなずむ東北の景色を眺めながら乗っていられて満足だ。もうすぐ完全に日が落ちてしまうので、どのみち真っ暗になるのだが、それでも街の灯が見えるのと見えないのとでは、ずいぶん違う。
ところで、後ろの席に座っているおばさんグループが、「ねえ、ずいぶん座席の位置が高いと思わない? まるで 2階にいるみたい」 「本当ね、ずいぶん重心が高いんじゃないの?」 なんて言っている。
2階なのだもの、2階にいるみたいで当たり前なのだが、このおばさんたちは、ホームから車両に乗り込む時にも、さらにデッキで車内の階段を昇る時にも、2階建て車両とは気づかなかったようだ。
よっぽどおしゃべりに夢中だったのかなあ。
とにもかくにも思い込みとは恐ろしいもので、見ても見えず、昇っても昇ったつもりにならず、あくまで新幹線はシングル・デッキという前提でしか、ものを考えられないみたいなのである。
考えてみれば、これって自分にもありそうなことなので、重々気をつけようと思ったのである。
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コメント
あっははは
あっははは
あっははは
tak-shonaiさんこのおばさんと、私は
どっちもどっちって感じです。涙
私は一度でよいからその2階の車両に乗りたいと
常々思っておりましたが、ある日、遂に乗ることに
なりました。一生に一度だったと思います。
そうしてうれしく乗り込んだのですが・・・・
あの席からの眺め
どうだったのかしら?風景は?など
全然覚えていないのです。
友人とおしゃべりに夢中だったんでしょうか?
あ~やだやだ・・・・
投稿: tokiko | 2012年6月18日 14:32
tokiko さん:
別に 2階席だからといって、景色が特段変わるわけではありません。普通よりちょっとだけ高いような気がするだけです。
あのおばさんたちが 「まるで 2階にいるみたい」 と言いつつ、まさに 2階なのだとは思い至らない程度の高さですから、そんなに残念がらなくても大丈夫ですよ (^o^)
投稿: tak | 2012年6月18日 19:32