Apple が独自の地図を採用するそうだが
今秋に予定されている iOS のバージョンアップで、かなりあちこちで話題になっているのが、Google Map を捨てて、Apple 純正の地図を採用するらしいということである。Map は 、私が iPhone で最も重宝している機能の一つだから、どうなるのかちょっと心配である。
そんな折、Gizmode に「Googleマップ vs. アップルマップ並べて比べてみた」という記事が載ったので、さっそく読んでみた。記事は、同じ地点を表示する Google Map と Apple のベータ版の地図を並べて表示させているので一目瞭然なのだが、どう見ても Google Map の方が情報量が豊富だ。
Apple の地図はベータ版ということを差し引いても、やはり Google Map の方にずっとアドバンテージがある。Apple が追いつくには相当の時間がかかりそうだ。この秋に iPhone 5 を購入しても、こればかりはデフォルトの地図ではなく、Google Map を App Store で購入て使うことになるだろう。
しかし Google Map にしても、それほど全幅の信頼を置いていいというものでもないということを、私は経験から嫌というほど学んでいる。とくに住所を入力しての検索機能を使うと、時々とんでもない見当はずれの案内をしてくれることがあるのだ。
私は今年に入ってからだけで 3度、出張先で見当はずれの案内をされて大いに迷ったことがある。1度は「どんな優秀なカーナビでも、ウチは案内できません」と、当人が自信を持って言い放つ辺鄙なところ(それでも、一応は政令指定都市の仙台市内なのだが)にある家屋だったが、残りの 2カ所は、船橋市内と浜松市内のごく普通の街並みの中だ。
初めて行くところなので、頭の中がごちゃごちゃになるほど迷いまくった末に、先方に電話をかけて迎えに来てもらうということになったのだが、どちらも実際の場所から車で 5分ほどかかるという、とんでもない地点に案内されていたのだった。
こうした見当はずれの案内は、去年までにも何度かある。Google Map は本当に便利で、初めての場所に行く時などはありがたい限りなのだが、時々こんなことがあるから、100% の信頼はできないのだ。
で、新しく採用される Apple の地図には、情報量はそんなに多くなくていいから、せめて正しい住所を入力して検索した時には、ちゃんと正しいポイントを表示してもらいたいと思うのである。そうすれば、Google Map でとんでもないところに連れて行かれ時だけ、即座に Apple 版の地図を開かせてもらうから。
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コメント
Google Mapは新宿三丁目一帯と神田○○町が鬼門ですよねぇ。
つい最近迷子にさせられました(笑)
投稿: ヤマト | 2012年6月16日 01:09
ヤマト さん:
紛らわしい地名だと、システムが混乱しちゃうみたいですね。
例えば、千代田区には「神田岩本町」と「岩本町」という地名があって、ただでさえ紛らわしいんですが、そういうのに、Google Map も弱いような気がします。
曖昧検索が身につきすぎて、妙に気を利かせすぎるんでしょうね。
投稿: tak | 2012年6月16日 08:37