急に空気が入れ替わった実感
いやはや、空気が入れ替わるというのは、あるものなのだ。風の具合によって、つくば周辺の空気がすっかり入れ替わってしまった。
朝目覚めた時は、ものすごい蒸し暑さだった。気温自体は大したことはなく、部屋の寒暖計をみると、27度ぐらいでしかない。しかし湿度がものすごかった。部屋の中でちょっと動いただけで、体中から汗がしたたり、下着までびしょびしょだ。こまめに水分補給をしないと、マジで脱水症状になりそうだった。
外に出てみると、風がほとんど吹いていない。台風 7号崩れの熱帯低気圧に向かい、南から吹き込んだ湿った風が、飽和状態ぐらいの湿り気のまま居座っているようだ。ただ、この低気圧が朝鮮半島を横切って北東に遠離るとともに、風向きが変わるはず。朝の無風状態は、その風の変わり目のようだった。
案の定、昼前から風が吹き始めた。今度は北からの涼しい乾いた風である。ありがたい。私の仕事部屋は昨年の震災以来、エアコンのコンセントを抜きっぱなしにしてあるので、あの暑さのままでは仕事の進行も遅れるところだった。
太陽はカンカンに照りつけ、気温自体は 28度と少しだけ上昇しているのだが、この風のおかげで世界がさわやかになった。汗でびしょびしょになっていた T シャツが急速に乾き、じっとりとしていた肌も、あっという間にさらさらだ。
ところがラジオを聞いていると、東京は 35度ぐらいで大変な暑さらしい。とすると、この北東からの涼しい風の影響は、まだ都心までは届いていないということだ。ただ、明日は東京でも今日より 10度ぐらい気温が下がるという予報になっていた。ならばつくば周辺は、もっと涼しくなるだろう。
空気がすっかり入れ替わるという実感といえば、平成 5年 (1993年) の冷夏を鮮明に思い出す。あの年、夏の初め頃はいつもの年と変わらず、ちゃんと暑かった。ところがある日、昼日中から家にいたのだから、休日だったと思うのだが、ちょっと昼寝をしていたら、急にゾクゾクするほど寒くなった。
「なんじゃ、これは?」とばかり起き出したら、家人も「急に肌寒いぐらい、涼しくなっちゃった」なんて言っている。そしてその夏はそのまま記録的な冷夏になり、秋以後は米騒動まで起きてしまったのだった。
今年もあの時みたいに、急に涼しくなったまま冷夏に突入なんてことはないだろうな。
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