文鮮明死去で思い出したこと
つい最近、我が家のドアがノックされたので出てみると、近所のおっさんが訪ねてきていた。何の用かと思ったら、何やら本を取り出し、「これ、読みませんか?」と言うのである。「これ、送られてきたんだけど、私は既に持ってるんでね」
何の本かと思ったら、文鮮明の著作である。タイトルはもちろん忘れた。「へえ、このおっさん、統一教会と関係ある人だったのか」と、その時初めて知った。そんな感じには見えなかったんだけどなあ。
「せっかくですけど、その手の本は読まないので……」と丁重にお断りしてお引き取り願ったのだが、その 2~3日後に、文鮮明死去のニュースが報じられて、少し驚いた。教祖の命が危なくなったあたりから、著書の大処分が始まったんだろうか。
いずれにせよ、統一教会はカリスマ教祖を失って、迷走を始めることになるだろう。後継者争いから分裂が繰り返されるかもしれない。下手に分裂されてしまうと、監視が難しくなって、またぞろ変な事件が起きないとも限らない。うっとうしいことである。
もう 20年以上も前のことだが、我が家になにやら怪しい壺の押し売りがきたことがある。話を聞くと、どうやら統一教会関連の臭いがプンプンする。「そんなもの要らない」と断ると、「買ってもらうまでは帰れない」と言う。立派な押し売りである。
こちらはそんなのにまともに取り合うつもりは一切ないから、「あっそう、帰れないなら、いつまでもそこにいていいよ。ただし何もおもてなしはできないけどね。それから、ウチの物に手を付けたら、ただじゃおかないよ。半殺しにするからね」と脅かして放っておいた。
頼りなさげな押し売り君は、この放置プレイに 10分ぐらい耐えたようだがそれ以上はもたず、すごすごと立ち去った。彼は今頃、いいオッサンになってるだろうが、一体何をしてるだろうか。
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コメント
昨夏、突然、中学の同級生だと名乗る人から、
結婚35年を迎えたので、記念として同窓生にこの本を送り、
また、今後は「人の為に生きる」ことにする
という手紙が添えられていました。
旧姓も書かれていましたが、全然覚えもなく、
「人の為に生きる」などと言えるなんて、
えらく不遜な人だなぁと思いました。
送られて来たのは「文鮮明の自叙伝」。
なんだ、普及活動かい。
活字中毒に近いのですが、
この本は手にするのもいやに感じて、資源ゴミに出しました。
投稿: さくら | 2012年9月 5日 10:39
さくら さん:
「人のために生きる」というのは、別に不遜ではなく、素晴らしいことだと思いますが、それが勘違いに立脚した宣言となると、ちょっと扱いづらいですね ^^;)
投稿: tak | 2012年9月 5日 21:06
takさんに、帰らなくてもいいけど・・と言われたのが東北人だったらどうっだったのでしょうかね。
偏見かも知れませんけど、フッと浮かびました。
投稿: BEKAO | 2012年9月 7日 12:10
BEKAO さん:
???
恐縮ながら、何をおっしゃりたいのかわかりません。
東北人だと、何か違ってきちゃうのでしょうか?
投稿: tak | 2012年9月 7日 15:16
私は、雪国の人たちは剛雪に対処してきたから忍耐力がどえらくあると思っております。
もし、どうしてもしなければならないことで、takさんが言ったことを通ることが何かの打開策になるとしたとき、
それがもしtakさんに対して言われたとしたらとっとと撤退しますか?
因みに、そんな執念深さが欲しいときもあります。
投稿: BEKAO | 2012年9月11日 12:34
BEKAO さん:
いくら忍耐力があっても、腹は減るしトイレには行きたくなるしで、無理でしょう。
「何もおもてなしはできない」 ということは、飯も食わせないし、水も飲ませないし、トイレも使わせないし、寝る場所も提供しないということですからね。
投稿: tak | 2012年9月11日 13:59