「次の総選挙」 を巡る冒険
安倍さんが自民党総裁に返り咲いて、次期首相にほぼ決定した。次の総選挙で民主党が野党に転落するのは、よほどの大どんでん返しがない限り確実で、野田さんがレイムダックであることは決定事項扱いになってしまった。
ただ、自民党総裁が安倍さんじゃなくて石破さんだったら、次の総選挙では「圧勝」するだろうに、安倍さんでは「順当な勝利」程度で済んでしまいそうな気がする。テレビで見ても、安倍さんの顔色はどうみても健康じゃなくて、いかにも内蔵悪そうな感じだしね。
私としても、次の総選挙では自民党に投票しようと、つい最近まで思っていたのだが、自民党の原発政策を知って迷い始めた。今回の総裁選に立候補した全員が、脱原発する気が全然ないようなのである。もちろん安倍さんも「脱原発なんて無責任なことは言えない」なんてなことを言っている。
私は脱原発しない方がずっと無責任だと思うので、ここで自民党という選択肢が消えた。じゃあ、どの党に投票すればいいかとなると、もう本当に迷ってしまうのである。国民の生活がなんちゃらというのは、初めから選択肢にないし、橋下さんは支持しないとだいぶ前に宣言したしね。
ああ、どうすればいいんだろう。
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コメント
結局のところ、しばらく前まで言われていた「二大政党による政権交代」という構図は実現しなかった、ということなのかなぁ、と思っています。
私としては選挙権を得て以来、自分の投票した候補者/政党が第一党になったことはまずないので、引き続き、「それ以外」に投票して、キャスティングボートを握りうる勢力を確保することを願うのみです。
投稿: 山辺響 | 2012年9月28日 09:58
山辺響 さん:
>結局のところ、しばらく前まで言われていた「二大政党による政権交代」という構図は実現しなかった、ということなのかなぁ、と思っています。
「権力をもつ親分が何人か手を結んでいて、そこから外れたら、その他大勢でしかない」という戦後政治の構図が続いていて、「二大政党」のシステムが機能しにくいものになっているんでしょうかねえ。
権力をもつと、お仲間と手を組みたがる。「大連立構想」なんて、その最たるものです。
ちょっと前まで、与党の中に「疑似二大政党」があって、その中で政権たらい回しという時代でしたので、与党と利害が共通する層と、それに明確に反対する層以外は、投票に行かず、政治に関心持たないという国になってしまっているので、それが根本的な問題なんでしょうね。
投稿: tak | 2012年9月28日 11:00
投票したい政党さんがいないとうのは、微妙に由々しきことですなあ。
消去法でいくしかないかもしれませんね。
投稿: hiroyuki | 2012年9月28日 22:43
hiroyuki さん:
全部が消去される寸前に残った党を選ぶことになりそうです ^^;)
投稿: tak | 2012年9月29日 09:56
ご安心下さい。
あなたの投票先は存在します。
その投票先とは、あなた自身です!
日本は民主主義国家です。
朝鮮民主主義人民共和国や中華人民共和国などとは違います。
アメリカでは、誰でも大統領になれるのです!
主権者の一人である以上、被選挙権をあなたは持っているはずです。
だから、あなたが被選挙権を行使すれば、あなたの考えを寸分違わずに代表できる理想の投票先(だって自分自身なのだから)を、あなたは確実に得られます。
勿論、現行の選挙制度では、大政党の後ろ盾を得ずに被選挙権を行使することは、自分の被選挙権と選挙権の両方をドブに捨てるようなものです。
あなた個人とは比較にならないほど巨大な組織票を持つ共産党すら、毎回膨大な死票を出して、殆ど議席を得られません。
日本の主権者の半数を占める無党派層が、480席ある衆議院議席の一議席も得られないのはこのためです。
無党派層には組織がないため、候補者の一本化ができずに票割れが起きて死票になるからです。
票割れが起きない選挙制度は(何種類も!)存在して、国連事務総長の選出(Approval voting)やオーストラリアの選挙(IRVやSTV)などに使われています。
このような優れた選挙制度が導入されていない国で生まれたことを後悔して下さい。
投稿: A-11 | 2012年9月29日 23:41
A-11 さん:
「ご安心下さい」 で始まって、「後悔して下さい」 で終わるコメントを初めて見ました。
投稿: tak | 2012年9月30日 18:53