« 暖冬予報から 「厳しい寒さ」 に一転 | トップページ | 疲労の極地 »

2012年11月24日

平成25年用のカーボンオフセット年賀葉書が発行されないんだと

昨年 10月に父が死んだので、今年の年賀状は出さなかった。平成 25年正月に向けては、またいつものように年賀状を出そうと思う。

私は平成 22年用から 2年間、「カーボンオフセット年賀葉書」というのを使ってきた。フツーの年賀葉書は 50円だが、カーボンオフセット年賀葉書は 5円の寄付金が上乗せされて、55円になる。この寄付金で植林やクリーンエネルギー事業などを支援することにより、年賀状に使われる紙で排出される CO2 を相殺するというものだ。

年賀状なんていう、いわば酔狂な慣習に乗って楽しむからには、それによる CO2 増加を埋め合わせるぐらいのことはしようと、私は葉書 1枚につき、5円の寄付金を払ってきたのである。100枚使っても 500円、200枚でやっと 1,000円なんだから、痛い負担というわけじゃない。これぐらいは喜んでするべきだと思うのだ。

ところが先日、平成 25年用には、カーボンオフセット年賀葉書が発行されないという話を小耳にはさんだ。にわかには信じられないので、あちこち調べてみたが、どうやら本当のようなのである。

日本郵便株式会社のサイトの「平成 25年用年賀葉書 当初発行枚数の種類別内訳」というページに飛んでみると、平成 24年度用カーボンオフセット年賀葉書は、インクジェット紙で 800万枚、四面連刷 (4枚がつながって一度に印刷できるタイプ)で 340万枚、さらに「オリジナル年賀」というのが 8万 4,000枚、合計で 1,148万 4,000枚発行されたとわかる。

ところが、平成 25年の欄には素っ気なく「-」とあるだけで、備考欄に「(平成25年用の発行はありません。)」と書いてあるのだ。「なんじゃ、こりゃあ!?」である。日本郵便株式会社は、年賀状で紙を大量消費する際の、せめてもの罪滅ぼしをしたいという消費者ニーズを無視するというのである。

合点がいかないのでさらに調べてみると、"「地球環境保全 カーボン・オフセット活動事業」に関するQ&A" というページがあって、「平成 24年度を持ちまして当初お約束しました 5年間を終えますので、『カーボンオフセット年賀はがき』の発行は終了いたしました」とある。なんだ、これって、期間限定だったのか。知らなかった。

それにしても、当初の予定が 5年間だったとしても、ニーズは確実にあるのだから、もっと延長してくれてもいいじゃないかと、かなり残念に思うのだよね。エコ活動というのは、継続してこそ意味があるのだから。

 

|

« 暖冬予報から 「厳しい寒さ」 に一転 | トップページ | 疲労の極地 »

自然・環境」カテゴリの記事

コメント

そろそろ年賀状を作らないといけませんなあ

投稿: hiroyuki | 2012年11月26日 16:59

hiroyuki さん:

私はいつもギリギリです ^^;)

投稿: tak | 2012年11月27日 18:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 平成25年用のカーボンオフセット年賀葉書が発行されないんだと:

« 暖冬予報から 「厳しい寒さ」 に一転 | トップページ | 疲労の極地 »