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2013年1月27日

言いたいテーマをきちんと伝えることの難しさ

毎日ブログを更新していると、こちらの意図がまともに通じて受け入れられることもあれば、ちょっとした反発を食うこともある。それは当然のことだ。さらにおもしろいのは、こちらの意図していることとビミョーにずれた受け取り方をされて、何となく「肩すかし」になってしまうこともある。文章できちんと意図を伝えるのはむずかしいと、今さらながら思う。

今月 18日付の "「虚学」 のプライド"という記事は、元々は "「実学」 と 「虚学」" というとてもモデレートなタイトルだった。これは emi さんのブログに表現されている、「カネにつながらない学問を専攻することの矜持」みたいなことに、つい共感してしまって書いたのである。

ところがこの記事についたコメントが、なんとなく「学問の分類」ということにフォーカスした感じのものになりかけていた。そこに、当事者 (?) の emi さんが、「私も tak さんも、分類の話をしているわけじゃないはずなのですが、そこに興味のある人が多いというのはおもしろいですね」 というコメントを入れてくれて、私はどこかホッとしてしまったのだった。

で、この際だからとばかり、無用な誤解を避けるために、この記事のタイトルを "「虚学」のプライド" と、かなり大上段に振りかぶったものに変えてしまったのである。普段の私だったら、こういうスタンドプレイ的なタイトルは、よっぽどひねくれた意図がない限り付けないのだが、今回はそんな経緯からの大盤振る舞いである。

それから 25日の "駆け込み退職、123人が 41人だったら 「想定内」 というのか?"という記事への反応も、「駆け込み退職する教師は無責任か」という方向にヨレかけた。私はそんなことを論じる気は毛頭なかったのである。これについては、明日書く。

 

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コメント

あははっワタシのことでもあるので、言い訳も含めてコメントします!多分ちゃんと伝えたいことは伝わってるのだと思います~(あるい理解している)けれど、その記事を読んでふと常常思ってたこととか思いついたことがあって、それを書いただけなのです・・・多分ほかの皆さんも。たまたま同じように思ってた人が重なって、そちらに興味がある人が多くて面白いですね、となったのではないでしょうか。ちゃんと、伝わってると思います!

投稿: こりす | 2013年1月28日 05:09

こりす さん:

そう言って頂いて、少し安心しました (^o^)

投稿: tak | 2013年1月28日 13:49

こりすさんがおっしゃっているのは、いわゆるbikesheddingのことですね。こりすさんの解説によって伝わっていたということがようやくtakさんに伝わった…おもしろいです。

理解したうえでコメントされない方もいらっしゃいますしね。

それにしても、ふむ。「伝える」ことについて。これ、私も少し考えてみます。

投稿: emi | 2013年1月29日 07:40

emi さん:

>こりすさんがおっしゃっているのは、いわゆるbikesheddingのことですね。

念のため、bikeshedding ってのは、私も前に書いた 「自転車置き場の議論」 ってことですね。

https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2010/11/post-4cb4.html

とにかくフォーカスのしっかりわかる文章を書くということは、難しいものです。

私自身が、「そういえば、こんなこともあるし」 で話を発展させたがるタイプでもあるので ^^;)

投稿: tak | 2013年1月29日 14:20

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