低アルコールのお酒がほしい
酒の量が減りだしてから、6~7年経った。前は「週に 1度は休肝日を作りたいなあ」と念願しつつ、果せなかったし、酒を呑みながらブログの更新をするのもしょっちゅうだった。しかし最近では、1週間に 1度も酒を呑まないということだって珍しくない。当然ながら、このブログの更新も、いつもしらふである。
これほど酒を飲まなくなってしまうと、前はあれほど毎日飲んでいた酒が、本当に好きで飲んでいたのかと疑問になる。あれはきっと、単に惰性で飲んでいたのだ。本当に心の底から酒を飲むことを欲して飲んでいたわけではないと思う。
しかしながら、「それならば、酒が嫌いになったのか?」と聞かれたら、「いや、決して嫌いになったわけじゃない」と答える。というより、今でも酒は好きだ。ただ、「酒が好き」ということと「いつも酒を飲んでいたい」ということとが、単純にリンクしなくなっただけのことだ。
最近の私は、おいしい酒をちびちび飲みたいと思う。決してどんどん飲みたいとは思わない。というのは、酒量が減るとともに、酒に弱くなったのだ。私は遺伝的には酒に強い体質ではない。死んだ父などは、「酒はお猪口 1杯ならおいしいが、2杯飲んだら、心臓がバクバクして死にそうになる」と言っていたほどアルコールに弱かった。
その息子なのだもの。私が酒に強いわけがない。ただ一時は、鍛えた結果少しは飲めるようになっていただけだ。そして酒量が減った今、元の酒に弱い男に戻ったのである。だから、今となっては大量の酒を飲みたいとは決して思わない。飲み過ぎたら、父ほどじゃないが体がきつくなる。
こうなると、ちょっとしたジレンマが起きる。決して嫌いになったわけじゃないので、たまには酒をまともに飲みたいのだが、まともに飲んでしまうとしんどくなる。しんどくなるのがいやなので、ますます飲まなくなる。それでさらに、酒に弱くなる。
世の中の若者の間でも、酒離れが進んでいるという。彼らもやはり「酔っぱらうのがいや」なのだという。うむうむ、その気持ち、かなりよくわかるぞ。私が今、まさにそんな風に思っているのだから。
というわけで、アルコール分が 2%ぐらいのおいしいビールとか、5%ぐらいの吟醸酒とかが開発されないものだろうかと、近頃考えるようになった。スピリッツはいろいろなもので割るのでどうでもいいが、「割って飲む」ことのあまり一般的でない醸造酒は、低アルコールのバージョンが出てきてもいいと思うのである。
ノンアルコールのビールは、お付き合いでなら飲むが、家でまで飲もうとは思わない。しかし アルコール分 5%のおいしい吟醸酒があったら、私はたまには飲むだろうと思う。
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コメント
それちょっとわかるなあ…。
俺もうつ病で1年近く禁酒中なのです。
(´・ω・`)
投稿: hiroyuki | 2013年1月27日 01:04
私も先祖代々酒には弱い。日本酒はがんばって一合、ビールは一時間かけて小ビン一本。今ではそれも三分の一ほどに激減しました。そうすると残りのビールが無駄なので、ワインの一番安いのを一口だけ飲んで、晩はそれでお仕舞いです。酒代は一日30円くらいです。益々安上がりな体質になってきました。
ノンアルコールビールは一度飲みましたけど、お金出してまで飲もうとは思いませんでした。よく売れてるらしいですが。宴会用には需要があるんでしょうね。
投稿: ハマッコー | 2013年1月27日 14:32
hiroyuki さん:
うつとは思えませんよ。大丈夫です (^o^)
普通に飲んで、ちょっとしか酔わないお酒って欲しいですね。
投稿: tak | 2013年1月27日 23:00
ハマッコー さん:
私は、日本酒は頑張らなくても 1合はいけますが、昔よりずっと顔に出ます。
そうなると「にじよじ」 で、蕎麦屋でちょっとお銚子 1本ひっかけるというのが、やりにくくなってしまいました。
それが一番困る。
アルコール分が 5%ぐらいの吟醸酒があれば、気軽に 「にじよじ」 できるのに。
参照 :「にじよじ」のまつや
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2006/05/post_e2cb.html
投稿: tak | 2013年1月27日 23:06