人に薦めるのは iPhone だけど、Android が主流になるだろうなと
ジャストシステムの運営するアンケートサービス Fastask が、スマホの OS である iOS と Android の両方を経験したユーザーの実感調査によると、多くの人は 「人に薦めるなら iOS(つまり iPhone)だが、今後主流になるのは、Android だろう」と考えているらしい(参照)。私の考えも、まったく同様である。
この調査では、人から相談を受けた場合に、iOS と Android のどちらを勧めるかという質問に、78.5% が iOS を薦めると回答した。これはとりもなおさず、「圧倒的多数」といっていい数字である。しかし今後のスマホの主流 OS はどちらになるかとの質問には、55.0%の人が Android と回答した。このねじれ現象は興味深い。
ちなみに、かくいう私も 「iOS と Android の両方を経験したユーザーの一人」 である。圧倒的メインに使っているのは iPhone だが、忘れちゃいけない、私は E-mobile の Pocket Wifi (S31HW) を使っていて、これはモバイル・ルーターであると同時に、れっきとした Android スマホでもあるのだ。
これを購入した時は、「iPhone がトラブッた時には、予備のスマホとして使えるからいいかも」なんて思っていたが、スマホとしてのできは、iPhone と比べるのが申し訳ないほどのもので、まともに使おうとは到底思えなかった。幸いにも iPhone はそんなに簡単にはトラブらないし。
Pocket Wifi のスマホとしてのできはさんざんだが、ソフトウェアである OS としてはどうかといっても、私の印象ではやっぱり iOS の方がずっと使いやすい。
デジタル・デバイスに関してはかなりの使い手であるはずの私が、Android スマホでは時々戸惑うのである。iPhone なら直観でいじくっても全然問題なく、つまりほとんど直観通りの操作ができるが、Android スマホは、かなり直観を裏切るという印象なのだ。
こんなのを年寄りにもたせたら、きっとお手上げだろう。多くの Android ユーザーが、「親に持たすなら、iPhone の一択」というのも道理である。
しかしながら、主流となるのはどちらかと聞かれたら、私も Android だろうと答える。ハードウェアが Apple 1社からしか提供されない iPhone と、あちこちのメーカーが競っていろいろなデバイスを作っている Android では、そりゃ、勝負は目に見えている。PC 市場で Windows が主流で、Mac はユニークな地位を占める少数派であるのと同じ構図になるだろう。
それに、電車に乗ってスマホをいじっている連中のほとんどが iPhone だったりしたら、私はなんとなく居心地悪くなってしまう。将来的には、iPhone のシェアはせいぜい 2割ぐらいになる方が、「しかるべし」と思えるだろう。私は少数派の心地よさを選んでしまうタイプなのである。
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