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2013年2月 3日

カタログ・スペックは魔物

最近知人がスマホを買って、慣れない操作で難儀しているという。操作に難儀するスマホと言ったら、多分 iPhone じゃなくてアンドロイドだろうと思っていたが、実際に会って確認したら、やっぱりそうだった。

iPhone の場合は、操作に迷っても大抵の場合はホームボタン(何しろ、とりあえず押したくなるボタンはそれしかないので)を押せば直前の状態に戻ることができるが、アンドロイド・スマホだとボタンがいくつかあって、それぞれ別の機能が割り振られている。だから元に戻るだけでも迷うことがある。

知人に「○○をしたいんだけど、どう操作したらいいのかなあ」と聞かれ、「それって、多分、こうすればいいんじゃないの?」と、実際に操作してみるのだが、どうやら違っている。直観的にいろいろやってみても、すぐには正しい操作にたどり着けない。

「こうかなあ? いや、違うなあ。じゃあ、こうかな? う~ん、これも違うみたいだなあ ……」と、いろいろ試行錯誤しているうちに、やっとうまくいく。iPhone の場合は、「こうかな? うん、やっぱりそうだ」 となることがほとんどなので、かなり違った印象だ。

アンドロイドだって、慣れてしまえばなんていうこともなく使いこなせるのだろうが、慣れるまでがちょっと面倒なような気がする。「自分はアンドロイド・スマホを使っているけど、親にプレゼントするなら、iPhone 以外の選択肢はない」と言う人が多いのもうなずける。

カタログ・スペックをみると、アンドロイド・スマホにはなかなか魅力的な製品が多い。だが実際の使い勝手というのは、カタログ・スペックとは別物だ。どんなに豊富な機能がついていても、使うのが面倒だったら、邪魔なだけである。

Windows 8 みたいに、「デスクトップから詳細が一目でわかる」という機能のために、インターフェイスが細かい字だらけになったら、そんなものは邪魔である。カタログ・スペックが充実していても、それを引っ張り出すのにゴチャゴチャした操作が必要なら、面倒なだけだ。

実際に 「いいな」 と思うのは、カタログ・スペックに現われない使い勝手の部分であることが多い。詰め込みすぎて重くなるよりは、シンプルで軽快な方がいい。

 

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コメント

しかも最近はドコモのプリインストールソフトに電池を食われて、
消すこともできず、涙目です。
(´;ω;`)

投稿: hiroyuki | 2013年2月 4日 00:17

hiroyuki さん:

ほう、Docomo はそんなにバッテリー喰いですか。

消せないというのは、しんどいですね。

投稿: tak | 2013年2月 4日 14:18

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