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2013年3月 9日

いくら何でも暖かすぎる!

体の慣れというのはちょっとしたもので、夏から秋になった頃の摂氏 20度というのは肌寒いぐらいに感じるが、冬から春になっての 20度というのは、かなり暖かい。20度でさえ暖かいのに、昨日は東京都心で 23度を超え、3月上旬としては、過去 50年で一番高い気温だったと伝えられた。さらに今日はもっと暖かかったんじゃあるまいか。

これはちょっと極端ではないか。日本人の常識では、3月は「日向に出ると暖かい」ぐらいの感覚だと思うのだが、最近は、「日向に出ると汗ばむ」 ほどで、いくら何でも暖かすぎる。いや、これは「暑い」と言っていいレベルだ。

こんなに急に暖かすぎる陽気になってしまうと、杉花粉の飛散がすごいことになっている。私は 1月下旬頃から花粉が飛んでるという気がしていたが、最近はもう、ティッシュペーパーが離せないほどになっている。

ちょっと前までは、2月下旬から 4月下旬まで花粉症に悩まされていたが、最近は 1ヶ月早まっている気がする。おかげで、4月に入ると急に症状が和らぐ。これも温暖化の影響なんだろうか。

4月といえば、最近では最も季節感が極端な月になってしまった気がしていた。3月の終わり頃から桜が咲いてお花見気分が抜けないうちに、しょっちゅう最高気温が 25度以上の夏日になるかと思えば、関東でも急に雪が降ったりする。

「4月に関東で雪が降るなんて、いくらなんでもないだろう」なんていう人は、記憶力が弱い人で、つい 3年前の 4月17日に関東で雪が降ったことを忘れている。その前日から、私は出張で関西にいて、雪にはならなかったが、ガタガタ震えるほどの冷たい雨が降ったのを覚えている。

その天気の悪条件のおかげで、京都の国立博物館で、当初は大混雑の予想されていた長谷川等伯展を、ゆったりと見ることができたのだった。さらにその日は金曜日で、いつもは夕方 6時で閉館となるところを、8時までたっぷり楽しめたのである。その間のことは、当日の Today's Crack に書いてある。

晴れ男の私が珍しくも出張先で雨に降られたのは、長谷川等伯展をゆっくり見るための、天の計らいだったようなのだ。そしてその冷たい雨が、関東に行ったら雪 (東京都心はみぞれ) に変わっていたらしい。そんなわけで、私にとっての天の計らいが、関東での最も遅い雪の記録という結果を生んだと、個人的には思っているのである。

話は横道にそれかかったが、その「天気の極端な 4月」が、直近では 3月まで繰り上がってきているんじゃなかろうかと、ちょっと心配になっている。これから先、23度どころじゃなく本当に夏日になったり、そうかと思うとまた雪が降ったりなんていうことになったら、天気の極端化もいよいよ本物だ。

 

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自然・環境」カテゴリの記事

コメント

今日は暑かったです…
(;´Д`A ```

投稿: ひろゆき | 2013年3月 9日 22:10

ひろゆき さん:

ココログの不具合のためか、コメントが送れなくて、レスが遅くなりました。

今日はお昼過ぎまで暖かかったのに、急に雲って砂嵐状態になり、気温が下がってきました。

これで平年並になるのかな?

投稿: tak | 2013年3月10日 14:55

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