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2013年4月 9日

LINE が便利なツールであることは確かなのだろうが

ちょっと前に、大変遅ればせながら、話題の LINE というアプリを iPhone にインストールした。インストールが完了して立ち上げてみたら、「友だち」というのが 36人も表示されたので、ちょっとびっくりした。

私の iPhone の 「連絡帳」(いわゆる住所録みたいなものね) には、本日現在 455件の連絡先が登録されている。その中の Line ユーザーが、自動的に表示されるという仕掛けのようで、つまり私の 連絡先として登録されている中で、36人とは LINE を介して無料通話できるということのようだ。

455件のうち、ほぼ 3分の 1は法人なので、登録されている個人は 300人ぐらいのものだ。そのうち 1割以上の 36人が LINE のユーザーというのは、果たして多いとみていいのか、少ないとみていいのか、ビミョーなところだろう。

私の場合、常日頃音声通話をする相手というのは、個人よりも法人(つまり事務所とかお店の電話ね)が多いので、この場合はなかなか LINE を使って無料音声通話するというわけにはいかない。

それに、私は圧倒的に音声通話よりもメールを利用する。相手がメールを使えない年配者だったりすると、しかたなく音声通話ということになるが、なにしろメールを使えない相手だから、スマホに LINE をインストールなんてことを、してくれているわけがない。だから基本的に、昔ながらの固定電話にかけることになる。どう工夫しても、無料にはならない。

私は FAX 黎明期のことを思い出す。音声通話では伝えきれない内容を、画像や文書で送るために FAX を使いたいのだが、相手が FAX を持っていない場合はどうしようもない。今となっては、オフィスや店舗で FAX がないなんてことはほとんどなくなったが、個人の家ではまだ、FAX 対応していない家がいくらでもある。

「ああ、向こうが FAX をもってくれていさえすれば、一発で送れるのになあ!」 とくやしい思いをしたことは何度もあるが、やがて FAX は時代遅れになって、メールの時代になった。しかしメールの時代になっても、「ああ、向こうがメールを受信するぐらいのことをしてくれたら、一発で送れるのになあ!」 とくやしい思いをするのは、FAX 時代と同様である。

FAX にもメールにも対応していない遠方の相手とコミュニケーションを取るには、21世紀の世の中になっても、音声通話をするか、郵便を利用するかしかないのである。「今どき、FAX もメールもできない人なんているのか?」 と言われそうだが、田舎の親戚なんて、軒並みそんなようなものである。

つまり、頻繁にメールでやりとりしているような相手とは、別にあまり音声通話なんてしないので、Line なんて必要ない。そして、音声通話がメインのコミュニケーション手段とならざるを得ない相手は、何年待っても LINE なんてものは使ってくれそうにない。

実際のところ、これまで LINE を使って無料通話をしたのは、先日、知人に 「tak さんも、そろそろ LINE を入れてくださいよ」 と言われて、「OK、わかった」 とその場でインストールし、直後にその目の前の知人と試験通話しただけである。あれから 1ヶ月以上経つが、実際の場面で LINE を使って無料通話したことは一度もない。

というわけで、LINE というのがとても便利なシステムであることは間違いのない事実なのだが、私個人に限っては、「これまで高い金を払っていた音声通話を、軒並み無料に置き換えることができて、ありがたくてたまらない」 なんてことは、まったくないのである。

 

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コメント

Lineは通話も無料でメールも手軽で
便利なんでしょうけれど、
電池持ちが悪くなるのがですなあ…。
(´・ω・`)
ただでさえスマホはそこがネックなのに…。

投稿: ひろゆき | 2013年4月 8日 18:12

ひろゆき さん:

私の場合は、バッテリーのもちにはあまり影響していないようです。
それだけ、まともに使ってないということかな ^^;)

投稿: tak | 2013年4月 8日 22:00

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