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2013年6月 8日

小沢遼子さんのスパムメール騒動

昨日の出がけに、朝の TBS ラジオで評論家の小沢遼子さんが、スパムメールについて「恐いわねえ!」と、例の如くいきり立ったように繰り返していた。「桜井です」というタイトルの携帯メールが来たので、知り合いの桜井さんからのメールだと思って、ついうっかり開いてしまったのだそうだ。

ところが、そのメールは「嵐」の桜井翔というタレントの名を語ったなりすましメールで、そのメールを開いたことがきっかけとなって、その後 1日に 80件以上のスパムメールが届くようになって大迷惑だというのである。

「使い切れない 1500万円振り込みたいから受け取って」みたいな、ネットの世界ではお馴染みパターンのメールが、どんどん届いているらしい。彼女はそういうのに慣れてないみたいで、ものすごく脅威に思ってしまったもののようだ。

この件に関して彼女は、「桜井です」というメールを開いたことが引き金となって、ウィルスに感染したかどうかして、彼女のメルアドが一瞬の間に闇の世界にばらまかれ、大量のスパムが届くようになったかのように思いこんでおいでのようなのである。

しかしそれは単に「最初に届いたスパムが、『桜井です』 メールだった」ということにすぎないだろう。彼女のケータイはガラケーらしいし。

そもそも、桜井翔を騙ったメールは結構出回っているらしく、ネットでは有名な話になっているようだ。 別に桜井翔だけでなく、いろいろなタレントの名を騙ったスパムがあるらしいのである。まあ、だまされちゃうのがいるから絶えないんだろうけど。

で、ちょっと驚いたことに、彼女はこの件で「どうしてくれるのよ、何とかしてちょうだい」と、Docomo にねじ込みに行ったというのである。そんなことを言われても、Docomo のスタッフもちょっと困っただろうなあと思う。

さらに、こんなことをラジオでもっともらしくしゃべったら、スパムが入ってくるのはウィルスに感染したせいで、それはひとえにキャリアの運用が悪いせいだと思ってしまう聴取者も出てくるだろう。政治ネタで毒を吐きまくるのは、それが彼女の仕事だからいいが、わからないネタでいきり立つのは、少し控える方がいいだろうなあ。

 

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