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2013年6月22日

所変れば冠婚葬祭の風習も変る

叔母が亡くなり、通夜と告別式に出席するため、福島県の郡山市に来ている。従姉妹が仕事の関係で、郡山に定着しているのだ。

冠婚葬祭に関する風習というのは土地によって様々あるもので、通夜の受付に香典を出したら、「これは通夜の香典か、それとも通夜と葬儀の二つ分をまとめた香典か」と聞かれた。

一瞬意味がわからず、「は?」と聞き直すと、どうやらこの街では、通夜と告別式の両方に出席する人は、2回香典を出すのがスタンダードらしい。私が知る限りでは通夜で香典を出したら、翌日の告別式にまで香典を用意するなんてことはしたことがないから、ちょっとカルチャーショックを感じた。

まあ、例えば 3万円包むのであれば、通夜に 1万円、告別式に 2万円と、分割して包むことになるんだろうから、同じことなら 1度に 3万円包む方が、お互いに面倒がないと思うがなあ。でも、郷に入っては郷に従えというから仕方ない…… と思ったが、不祝儀袋を 2つも用意していないので、恐縮ながら 1度でまとめさせていただいた。

明日は午後 1時からの告別式の前に、9時過ぎから火葬をするというのだが、その前に「お別れ」の会をするので、7時 50分に集合するのだという。そんな早くから始まる冠婚葬祭行事というのも、初めてだ。

「所変れば品変る」というが、冠婚葬祭の流れも変るのだなあと、感心した次第。そういえば、私の居住する茨城県では、葬式のことを 「じゃんぼ」というのだよね。どうやら、葬式で銅鑼や太鼓をジャンボンジャンボン鳴らすかららしい。いやはや、日本も広い。

 

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コメント

以前、沖縄での葬儀(告別式)に参列したときに「香典は1000円」という説を聞いてびっくりしたんですが、これもやはり、通夜・告別式・初七日・四十九日など、法要のたびに少しずつ包む慣例のようで、内地から参列する場合のようにどれか一回だけという場合は、故人との関係次第で3000円とか5000円とか内地の常識的な金額で良いのだ、という説明を受けました。

投稿: 山辺響 | 2013年6月25日 11:04

山辺響 さん:

戻ってきていろいろ聞いてみると、茨城県内でも鹿嶋の方では通夜と告別式で別に包むなんて話も聞きました。通夜の時には「お見舞い」として包むんだそうです。

私の感覚では「面倒だなあ」となるんですがね。恐縮ながら ^^;)

投稿: tak | 2013年6月25日 12:22

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