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2013年6月15日

「グッポン」 を巡る冒険 (その2)

2年ちょっと前、"「グッポン」を巡る冒険" という記事を書いた。「グッポン」というのは、あの配水管が詰まった時なんかに使う、先の方に半球型のゴムがついた道具である。

正式には「ラバーカップ」または「通水カップ」というらしいが、それは一般には浸透しておらず、関東では「トイレのシュポシュポ」なんて言われている。だが関西方面では確固たる通称があり、大阪あたりでは「グッポン」という名称の方がずっと通りがいいらしい。

ところが、この記事を書いた時に、念のために「グッポン」をキーワードにググってみたところ、想定通りの品物の他に、意外な商品がヒットしてしまった。それは有限会社福島製作所という会社の、ソースや油など調味料の内フタを外すための道具で、まさに 「グッポン」 という商品名だったのである。

私はこの記事を次のように結んでいる。

商品名を決定する際に 「ちょっと待ってください。大阪方面ではトイレのシュポシュポのことを 『グッポン』 というらしいですよ」 と言ってくれる人はいなかったんだろうか。

いなかったんだろうなあ。まことに恐縮ながら、残念なことである。

ところがつい最近、ふとしたことからこの自分の記事を思い出し、「この会社、グッポンをまだ取り扱ってるだろうか?」と、記事中のニッセンへのリンクをクリックしてみたら、「大変申し訳ございません。お選び頂きました商品は現在取り扱っておりません」という表示が出た。

「ああ、よかった、きっと『この商品名、マズイっすよ!』と気付いた社員がいて、取り下げたのだろう。きっと別の名前にして展開しているんだろうな」と思い、「どんな商品名にしたんだろう」と調べてみた。そうしたらなんと、元の名前のままだった(参照) という、まあどうでもいいような、ちょっと残念なようなオチなのであった。

 

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