抱っこして歩き回ると赤ちゃんがリラックスする 「輸送反応」
ちょっと旧聞になってしまうが、理化学研究所が 「抱っこして歩くと赤ちゃんがリラックスする仕組みの一端を解明」という広報資料をウェブに載せている(参照)。抱っこして歩くと赤ちゃんが泣き止んでおとなしくなるのは、他のほ乳類全般にもみられる「輸送反応」という現象なのだそうだ。
赤ちゃんを抱っこして歩くと、確かにおとなしくなる。これは体験的に知っている。そして、他のほ乳類でも、首筋をくわえて運ぶと、赤ちゃんは体を丸めて運びやすい体勢を取る。つまり、赤ちゃんなりに親に協力しているのだ。
ただ、私は抱っこして歩き回ると赤ちゃんがむずかるのを止めることは知っていても、それがリラックスしたためなのか、あるいはどこかに連れて行かれるのが不安で、少しおびえてしまって、眠りの中に逃避してしまっているのか、わからなかった。
もしかして不安を与えてしまっているのだとしたら、親の都合でおとなしくさせるために、ストレスを与えてしまっていることになるのだから、少しかわいそうかもしれないと思っていた。しかし、今回の理化学研究所の研究成果で、どうやら本当にリラックスしているらしいとわかり、安心した。
安心はしたものの、我が家の子どもたちはとっくに成人しているので、抱っこして歩き回ってやる必要はなくなった。そのうち孫ができたら、しっかり抱っこして歩き回ってやろう。
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