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2013年7月10日

突然の 「真夏」

最近、春と秋が短かい。実感としては寒い冬に耐えてようやく春になったと思う間もなく、突然夏になり、暑い夏に耐えてようやく秋になったと思う間もなく、突然冬になっている。そして夏は二段階という実感があり、突然「夏」になり、さらにある日突然「真夏」になる。「夏」と「真夏」 では、同じ夏でもレベルが違う。

近頃の日本の季節感は 「呆気ないほど短い春」「暑い夏」「死ぬほど暑い真夏」「あっという間に終わる短い秋」 「長くて寒い冬」という 5段階で考えなければならないんじゃないかという気がするほどである。昔の真夏は、「夏の盛り」というぐらいの意味だったが、今の「真夏」は、「夏」とは区別される別の季節と思った方がいい。

「日本には美しい四季がある」なんていうような、生やさしいものじゃない。今は「五季」である。「真夏」という新しい季節が加わったのだ。「真夏」というのは、ちょっとやそっとの暑さではない。夜になっても鎮まらず、翌朝の太陽が昇るとさらに暑くなる。そしてその暑さが長期間持続する。

昨年の 8月末に、仕事で北海道の小樽に行った。北海道に行けば猛暑を逃れて一息つけると楽しみにしていたのだが、何と飛行機を降りてみると関東並の暑さで、ちっとも涼しくない。いつもの年なら、8月末の北海道は夕方になれば上着がないと寒いぐらいなのに、夜にポロシャツ 1枚で歩いても暑いぐらいだった。まさに、「真夏」というこれまでなかった新しい季節感を実感した。

今年も、先週末あたりから突然「真夏」になった。土日は仕事で八ヶ岳山麓の高原にいたから、帰ってきて初めて、たじろぐほどの暑さを確認した。

この暑さが、10月の声を聞くまで続くだろう。覚悟して過ごさなければならない。

 

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コメント

暑い…暑い…
(>Д< ;)

投稿: ひろゆき | 2013年7月11日 17:35

ひろゆき さん:

今年の猛暑は突然気味なので、体がついていけませんね。

私もさすがに、これでは仕事にならないので、今日は 2年半振りにエアコンをゆる~くつけています。

投稿: tak | 2013年7月11日 21:03

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