セミの声
一昨年の夏、セミの鳴き声が聞こえないのが「原発のせいかも」というエッセイを紹介して論議を巻き起こしてしまったが、セミがよく鳴くか鳴かないかというのは、どうやら地域差が大きいらしい。
この一昨年の夏にしても、我が家の周囲ではよくセミが鳴いていたが、昨年の夏は鳴き始めるのがとても遅かった。ところが他の地域の人に聞くと、「よく鳴いてるよ」と言うのである。ローカルな感覚だけでは、全体は推し量れない。
ちなみに、今年の我が家周辺は、セミがよく鳴いている。もしかして、これって我が家の梅の木の実のなり具合と同様に、1年おきなのかしらん。長期的に記録していないので、よくわからないけど。
先月の中旬以後、やたらとドサ廻りが続いて、半月の間に千葉、広島、徳島、山梨、長崎を行ったり来たりした。時期のせいもあると思うのだが、月末の徳島、山梨、長崎は、やたらセミの声が大きかった。
とくに徳島と長崎は、クマゼミが盛んに鳴いていた。クマゼミは関東以北の人間には馴染みが薄いが、南国ではうるさいほどよく鳴いている。5年前に書いた 「蝉の鳴き声に関するレビュー」 という記事に、あきさんという方から次のようなコメントをいただいた。
夏といえば必ず 「ミーンミンミンミンミーン」 を使うテレビに違和感感じまくっていた九州人が通ります((((・・)ノ
セミと言えば 「ワシワシワシワシワシ!!!!!!!!!!!!!!!」 なので・・・。
!が多いのは、その通りの音量と数だからです・・・窓閉めないと何の音も聞こえません。風流もなにもありゃしない(笑)
この時点では、私はまだ、クマゼミの鳴き声をナマで聞いたことがなく、あまり実感がなかった。次の年あたりから、真夏に南国に出張することが妙に多くなり、生まれて初めてナマで聞くようになったが、遠くで鳴くのを聞く分には、そんなに大音量とも思わなかったのである。
ところがいつだったか、一般の民家におじゃました時に、窓の外でクマゼミが盛大に鳴いていて、「なるほど、こりゃうるさいわ」 と実感した。確かに小声では話ができないほどの大音量で、さすがに 「クマ」 という名を負うだけのことはある。ちなみに、九州ではクマゼミのことを 「わしわし」 というらしい。
今年もツクツクホウシが鳴き始めるまで暑さに耐えなければならないと覚悟しているのだが、今日は妙にすずしくて、日が暮れてからは肌寒いほどだ。なんだか不気味である。
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