既に進行している Windows 離れ
IDC Japan によると、2012年の国内クライアント OS 市場は、前年比 0.6%増だった。その中身は、法人市場の売上げは伸びたものの、家庭市場では売上げが減少している。しかも法人市場の伸びは、主として Windows XP から Windows 7 への移行によるもので、Windows 8 は売上増加に寄与していないという。
Windows は前年比 2.0%減となり、Mac OS は 20%以上売上が増加したとされている。この数字だけを見ると、OS 市場の 90%を占める Windows のちょこっと減った分の多くが、シェア 10%足らずの Mac OS に流れて、伸び率を押し上げたんじゃないかというほどの印象だ。
私は次の PC 買い換えを機に Windows から Mac に乗り換えようと思っているが、 既にそれを実行しちゃった人もかなりいるということのようだ。同じことを考える人って、いるものである。決して多数派じゃないけど、少ない数でもないというのは、ある意味安心感のある現象だ。
近頃新幹線に乗ると、車内で PC やタブレットで作業している人を多く見かけるが、使用してる機種は、Panasonic の Let's Note、MacBook Air、iPad の 3種類で 7割を占めているんじゃないかと思うほど目立つ。新幹線の中でまで作業するヘビー・ユーザーの Let's Note 比率と Apple 比率はかなり高い。
この傾向を見ると、Windows 離れは明らかに進行中とみていいんじゃないかと思うのである。「別に Windows じゃなくても、全然構わないもんね」 という世の中に、既になっていて、一方ヘビーな Windows 派の間では「モバイルは Let's Note でなくちゃね」という傾向が強まっている気がする。
現在は Let's Note 派の私だが、安心して Mac ユーザーになろうと思う。手持ちの Let's Note(OS は Windows 7)が優秀すぎていつまでも元気なので、なかなか卒業できないというパラドックスはあるのだが。
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