昨日の竜巻雲
昨日の昼過ぎ、我が家から北の空を見ると、巨大で真っ黒な雷雲が湧き上がっていた。我が家の真上の空はギラギラするほどの青空だが、北西から北にかけては真っ黒で、まさに天を二分していた。こんなすごい雲を見るのは初めてで、正直、ちょっとドキドキした。
巨大で真っ黒な雷雲からは不気味な雷鳴が聞こえ、ゆっくりと我が家の方に移動してくるように見えた。私はゲリラ豪雨を覚悟して家に引っ込み、仕事に没頭していた。雷が激しくなったら、PC の AC電源 を切って安全を確保しようと思っていた。
ところが夕方近くになって空を見上げると、あの真っ黒な巨大雷雲はあらかた消滅している。我が家に近づくまでに、急速にエネルギーを使い切ってしまったらしい。私は安心して仕事に戻った。
昨日はそのまま仕事に没頭していたために、ニュースを見逃していた。ところが今朝の朝刊を見ると、埼玉方面で大きな竜巻被害があったと報じている。時間帯からしても方角からしても、あの真っ黒な巨大雷雲は、どうやらこの竜巻を引き起した雲(スーパーセル)であったらしい。道理でものすごい雲だった。
越谷市で発生し、野田市に向かって移動していたので、こちらに近づきつつあるように見えたのだろう。そして野田市でエネルギーを使い切って消滅したのだ。そんなわけで、我が家は少しも被害がなかったが、埼玉と千葉県内ではけが人や建物損傷という被害が出たらしい。お見舞い申し上げる。
それにしても、天気の極端化は近頃ますます進行している。このまま行ったら、竜巻、猛暑、ゲリラ豪雨、豪雪、台風などの極端な気象の被害が日常化するだろう。ぐずぐず言っていないで、CO2 削減を最重要課題にして取り組まなければ、地球は大変なことになる。
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