テレビドラマを巡る冒険
私はテレビドラマというものをほとんど見ない人である。今話題の『あまちゃん』にしても、ちらちらっとしか見たことがないし、大河ドラマも全然見ない。民放のドラマなんて、どんなのをやってるかも知らない。
で、最近、車を運転しながら TBS ラジオを聞いていると、やたらと「はんざわなおき」というのが聞こえてくる。初めは漫画家の浦沢直樹と区別がつかなかった。彼が『なんとか倍返し』とでもいう漫画を連載し始めたのかと思っていた。
で、どうも漫画の話でもなさそうなので調べてみると、TBS テレビでやってるドラマなんだという。道理で TBS ラジオがずいぶん押してるわけだ。キャストをみると、まず主役の名前は知っているが、顔と一致しない。片岡愛之助の名前があるのには、ちょっと驚いたが、ほかはあんまりよくわからない。
私がテレビドラマというものを見なくなったのは、いつ頃からなのだろうと考えたが、大学に入って一人暮らしを始め、テレビのない生活を 4年間続けたことが、決定的な境目になったのだと気付いた。1970年代初頭は、一人暮らしの学生でテレビと冷蔵庫と電話をもっているなんて、よほどのお坊っちゃまだった。
それまでは結構みていたような気がするが、それでも記憶に残っているのは NHK の大河ドラマ『赤穂浪士』、連続ドラマの『事件記者』、バラエティ・ドラマの『若い季節』、洋物の『逃亡者』ぐらいのものだ。すべてテレビドラマの古典中の古典である。あ、そうそう、『ツィン・ピークス』にははまってしまい、レンタル・ビデオですべて見たなあ。
それ以外では、あまり印象に残っているドラマはない。トレンディ・ドラマなんて、どれがどれだか、さっぱりわからない。とりあえず、気を入れて見続ければ多少ははまってしまうドラマもあるんだろうが、そもそも、テレビは格闘技とサッカーしか見ないので、はまるチャンスがない。
というわけで、しばらくはテレビドラマにははまらない人であり続けてしまいそうだ。『半沢直樹』は、結局よくわからないままである。
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コメント
同じくドラマまったく観ません。『あまちゃん』も半沢直樹も(←これってタイトルでしたっけ?)、あと何でしたっけ、鉄砲隊の女性の話。決まった時間にテレビの前にはいられないし、かといって録画して観ようにも、他に観たい録画が溜まっているし(種目は違いますが私ももっぱらスポーツ観戦)……。
そういえば古い話ですが、『冬のソナタ』はDVDで借りて全部観ました。たいへん面白かったんですが、なんか回想シーンがくどすぎるなぁと。それを人に話したら、「半年とか一年かけてシリーズでやるから、くどいくらいに回想シーンを入れないとだいぶ前のエピソードとか忘れちゃっているから。あなたみたいに一気にまとめて観ることを前提にしていないんだよ」と言われて、なるほどと得心しました。
投稿: 山辺響 | 2013年9月 2日 18:52
山辺響 さん:
私にとっての 『ツィンピークス』が、山辺響さんの『冬のソナタ』だったとは (^o^)
投稿: tak | 2013年9月 2日 21:33