« 猛暑とライフスタイル | トップページ | オリンピックと地震と英語 »

2013年9月12日

オリンピック開催は決まっちゃったことだし

八戸への一泊出張から戻ってきた。天気予報は曇りのち雨ということだったが、何しろ晴れ男なので、そんなのは一切無視して、私が帰りに新幹線に乗る頃までずっと晴れていた。おかげで、その分、北東北らしからぬ暑さだったのだが。

ところでオリンピック誘致が決まり、東京は建築関係のラッシュが続くだろう。いくら既存の施設を活用するなんて言っても、国立競技場は取り壊して新規に作り直すことが決まっているのだから、他にもいろいろな工事が行われるだろう。

そうなると、資材や建築に当たる人間がタイトになることが予想される。仙台を中心とした東北の復興需要で、建築関係は今でも労働力がタイトである。一昨年の中頃から、仙台はホテルの予約が取りにくい状態になっている。建築関係者の長期滞在で、企業がごっそりと押さえているのだ。

おかげで私は、仙台に出張する時は手前の福島西インターの近くのホテルに泊まり、翌朝早く出発するというスタイルを続けているほどだ。仙台の夜の盛り場は、建築関係者のおかげでバブルの様相を示しているという。

それで、今度は東京である。建築関係者にしてみれば、中央の東京でがっちり稼ぐ方が有利だろうから、東北の復興には少し影響が出るだろう。それだけでなく、ここしばらくの間、自社ビルなどの建築を予定している会社は、相場より高い金を払わなければならなくなることが確実だ。大変だね。

そんなこんなで、経済は多少は潤うのだろうが、歪みは生じるだろう。真夏のオリンピックの電力需要を補うため、原発は再稼働の方向に向かうだろうし、オリンピック開催に伴う負の側面は無視できない。ただ、もうやると決まったことだし、国民の多数は大喜びしているみたいだから、まあ、自分だけは浮かれすぎないようにしたいと思うのである。

 

|

« 猛暑とライフスタイル | トップページ | オリンピックと地震と英語 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オリンピック開催は決まっちゃったことだし:

« 猛暑とライフスタイル | トップページ | オリンピックと地震と英語 »