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2013年9月17日

秋田美人考

台風で足止めを食い、1泊 2日のつもりだった秋田出張が、2泊 3日になってしまった。仕事自体は 1日目ですべて片づいたから、2日目と 3日目は暇である。とくにすることもなく、台風の大雨のせいで遠くに脚を伸ばすわけにもいかず、近場だけでうろうろするというのは、結構苦痛で疲れるものだった。

稲庭うどんと比内地鶏を食い、近くの美術館と、秋田の殿様の佐竹資料館をながめ、土産物屋をひやかし、スタバでコーヒーを飲んでいるだけでは、それほどの時間をつぶせない。そこで、街をうろうろする。秋田の街は雪が深いので、駅の近くはアーケードが多く、大雨でもあちこちさまよい歩くことができた。

秋田の街をうろうろしていると、その辺を歩いている女性が美人ばかりなのに驚く。秋田では、「AKB」といえば「秋田美人」のことだという話まで聞いたほどだ。秋田出身の知人は、「秋田では、美人が標準」という。「ブスもいないわけじゃないけど、よほど探さないと見つからない」のだそうだ。

確かにそれは実感である。震いつきたくなるような美人ばかりというわけじゃないが、すれ違う女性がことごとく「十人並み以上」の器量なのである。日本三大美人県は、京都府、石川県、秋田県なのだそうだ。京都は都であり、石川県も小京都、金沢があるのでなるほどと思うが、私の印象としては、秋田のレベルには及ばない。

今回は暇だったので、秋田美人の観察をして思ったことを書いてみようと思う。

秋田美人の観察といっても、そんなにじろじろ見つめるわけにもいかないから、さりげなくながめるだけなのだが、まず誰でも第一に納得するのは、「秋田の女性は肌がきれい」ということだ。肌のきめがこまかく、色白なのである。いわゆる素肌美人だ。それは結構年配になっても変わらず、お年寄りでも肌がたるまず、若々しい。

それから、鼻筋が通っている。胡座をかいたような鼻の持ち主は、ほとんどみかけない。色白で鼻筋が通っているから、印象がとても上品なのである。これだけで、かなり美人度の点数は跳ね上がる。

それから、これはあまり指摘する人がいないが、秋田の女性はプロポーションがいい。とても背が高く見えるが、近づくと、それほど長身というわけでもないとわかる。これは顔が小さくて脚がすらりと長いので、錯覚するのである。秋田の街を歩いていると、「この街にはブスとデブはいないんじゃないか」と思うほどだ。

秋田の人が中年過ぎても太らないのは、秋田の郷土料理が高カロリーと対極だからじゃないかという気がする。あまり脂っこいものは好まれないんじゃないかなあ。肉も比内地鶏が有名で、牛だの豚だのというイメージは薄い。

今日の夕方、茨城県に帰ってきて街を歩くと、肥満体型の女性(女性ばかりではないが)が多いことに気付く。すらりとした美人ばかりの秋田から戻ると、「ああ、地元に帰ってきたなあ」と実感した。

茨城県との比較で思い出したが、秋田は美人の県で、一方、茨城県の県庁所在地である水戸市は、仙台市、名古屋市と並んで「日本三大ブス都市」なんだそうだ。これには理由があって、戦国時代に茨城を支配していた佐竹氏が江戸時代になって秋田に封ぜられた時、水戸から美人を全部連れて行ってしまったからなんだそうだ。

もちろんこれは俗説で、佐竹の殿様は、秋田に移る時には家来も少数を選りすぐって連れて行ったというほどだから。美人を根こそぎ連れて行くなんてことは、当然ながらあり得なかった。

それから秋田市内の人に言わせると、「角館(かくのだて)は美人が多い」のだそうだ。角館というのは、盛岡から秋田新幹線で辿ると、秋田の 2つほど手前にあり、「みちのくの小京都」といわれ、枝垂れ桜と武家屋敷で知られる。

秋田の人がそんなにまで言うとは、どんなにか美人が多いのだろうか。私なんかが訪れたら、目が潰れてしまうのではなかろうか。

 

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コメント

オオ!秋田県!日本で一番美人が多い県デスか!
マイ・フェイバリット・フォトグラファーであります木村伊兵衛サンの写真にも、どえりゃーべっぴんさんの秋田おばこの写真がありマスネ!
秋田美人、う~ん、気になる気になる気にな…気に…気…(フェイドアウト)

投稿: ルイ・フェルディナン・ゲスマリオ | 2013年9月17日 23:14

「日本三大ブス都市」の一つに住んでおります。
へ〜ぇ、名古屋がそんな風に言われていたなんて、知らんかった。
名古屋の理由はなんだろう?

んじゃぁ、○○高校のマドンナって言われてたとしても、
たいしたことないのね。グスン....。

投稿: さくら | 2013年9月18日 13:45

ルイ・フェルディナン・ゲスマリオ さん:

>マイ・フェイバリット・フォトグラファーであります木村伊兵衛サンの写真にも、どえりゃーべっぴんさんの秋田おばこの写真がありマスネ!

その写真、秋田の観光ポスターに使われていますね。

なかなかのものです。

投稿: tak | 2013年9月18日 17:07

さくら さん:

>へ〜ぇ、名古屋がそんな風に言われていたなんて、知らんかった。

あくまで、「言われている」だけですね。

私なんか、妻が仙台出身ですから (^o^)

仙台と水戸に共通しているのは、男尊的な雰囲気かな?
仙台は伊達男の伝統があるし、水戸は国学の本拠地みたいなところですから。

そのせいか、実際はともかく、土地の男性が女性をことさらに低めて言う傾向はあると思います。

さて、名古屋はどうなんだろう?

極めて独断的な印象を、失礼を顧みずいわせていただくと、名古屋駅ですれ違う名古屋女性は、「これから合コンですか?」みたいなファッションの人が多いかも。

それで、かえって損してる気がします。

投稿: tak | 2013年9月18日 17:17

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