「しがらみ」 という言葉
元々の意味の方はほとんど忘れ去られて、二義的に派生した意味の方が生き残っている言葉というのがある。「しがらみ」というのはその代表格なんじゃないかと思う。
「しがらみ」 というのは、「浮世のしがらみ」とか「恋のしがらみ」など、なにかとうっとうしいもののことと思われているが、辞書で引くと「柵」あるいは「笧」という漢字が出てきて、意味は次のようになっている。
1.水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
2.引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。「世間の―」
つまり本来は川などの流れをせき止めるための仕掛けだったのだ。ところがそんなような仕掛けはあまり見られなくなったので、いつの間にか忘れ去られて、「浮世のしがらみ」的な意味ばかりが生き残ってしまったようなのである。
百人一首に「山川に風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり」という歌がある。これなどはもろにもとの意味として歌われていて美しいものである。
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コメント
しにがみー!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
投稿: ひろゆき | 2013年11月30日 00:26
アジャラカモクレン キューライソー テケレッツノパー
(この呪文を知らない方は、そのままググってみてください)
投稿: tak | 2013年11月30日 12:55