右脳と左脳のバランス
sommer-sommer.com の「あなたは脳のどちら側がより優勢でしょうか? 30秒でわかる脳テスト」というのをやってみた。やる前から、「俺はどちら側がより優勢ってことはないんだろうな」という気はしていたが、案の定、「おめでとうございます。あなたは脳を両方同じくらい使っています」という結果が出た。
私の場合は左脳を 53%、右脳を 47%使っているのだそうだ。わずかに 3%ほど左脳が優勢だが、このくらいは誤差の範囲だろうし、そもそもいきなりそんな数字を突きつけられても、全面的に信用してしまう気にもなれないが、まあ、かなり大雑把にいえば、そんなところなのだろう。
私は普段はかなり左脳を使って論理思考をするという自信があるが、どうせいくら考えても結論が出ないような複雑かつ面倒な問題の場合は、ある程度考えた後で、いきなり右脳を発動させて直観で決断することが多い。「どうせ思考の筋道によって結論が違ってしまうんなら、直観の方が信頼できるわい」ってなもんである。
論理的思考というのは、喩えて言えばレンガを積み重ねる作業のようなものだと思っている。5段目のレンガを積むためには 4段目まで積まれていなければならず、4段目を積むにはその下の 3段目まで積まれている必要がある。本当にチマチマした作業だ。
私は 3段目まで積んで、何となくその先が見えたような感じになったら、あとはえいやっと 5段目に飛んでしまう。論理の世界ではそんなことは不可能だが、直観の世界では当たり前にできてしまうのだ。
最初から直観だけに頼った結論だったら、かなり危なっかしいだろうが、ありがたいことに私は右脳と左脳のバランスが取れた人間らしいので、ある程度の論理思考の土台からジャンプできる。おかげで、そんなに大間違いをしでかすことはない。
私は徹底的に論理で突き詰める人と付き合うと、「いつまで座って考えてるんだよ!」と、イライラしてしまうことがある。「そろそろ作業に取りかかって、微修正しつつ進めようぜ」と言いたくなってしまうのである。
逆に、思いっきり直観だけで走り出したがる人とは、恐くて付き合いきれない。「おいおい、そりゃ、ちょっと違うだろうよ!」と、ブレーキをかけたくなってしまうのだが、そんな人は決して人の言うことなんて聞かない。
私の場合は、バランスが取れているとはいえ、それほど強烈な個性を発揮するというわけじゃないから、いわゆるカリスマ性には欠けてしまうんだろうなということは、よく自覚している。
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コメント
私もこれやってみました。左63、右37だったかな。基本が文字ベースの人間なので納得のいく結果です。もっとも、同じ数値になる人が周りにもいるので、設問数もあまり多くないし、何パターンかの結果しか出ない仕様だとは思うんですが。
まだやっていない人にはネタバレになってしまいますが、色の名前と表示色の問題があるじゃないですか。あれ、「あ、こういう仕組みになっているんだなぁ」と判断して、「じゃあオレはこっちの志向で答えるよ」という行動を取ってしまう。そういうところが左優勢という結果につながるんだろうなぁ……。
投稿: 山辺響 | 2013年11月21日 11:51
山辺響 さん:
私は、2度やってみましたが、同じ結果でした。
2度目はさすがにテストのからくりが見えましたが、それでも前回と同じ答えになりました。
「そういうやり口なら、ますます意固地に、この回答で行くぞ」なんて思ってしまうところが、右脳のポイントを稼いだ所以でしょうね。
投稿: tak | 2013年11月21日 22:11
モロに左脳派でした。67対33とかです。
まあ、そんなところでしょう。
ちなみに、何回やっても、違いが出るのはたぶん色のテストだけで、それも3回目以降は慣れてしまうので変わらなくなると思います。
↑ってなことを考えるところが左脳なんでしょう。わはは。
投稿: きっしー | 2013年11月22日 19:40
きっしー さん:
色のテストは、相手のやり口がわかりすぎるので、論理思考を遮断して、ちょっとナイーブなまでになって付き合ってやらないといけない気がしたのは確かです (^o^)
投稿: tak | 2013年11月23日 01:00