「成沢さん」 を巡る冒険
昔、「成沢(読みは「なりさわ」)」という名字のクラスメイトが何人かいたので、北朝鮮の「張 成沢」という人が処刑されたというニュースに接する度に、「ああ、成沢さんは、北朝鮮という国がますます嫌いになってることだろうなあ」と思い出す。結婚して最近「成沢さん」になったばかりの人なんて、その思いはいかばかりかと察してしまうのである。
それにしても、田舎を出てから「成沢」という名字の人に出会ったことがないので、ふと気になりググって見たら、この名字はどうやら山形県に多いらしいことがわかり、納得した。「名字由来 net」というサイトに、次のようにある (参照)。
現山形県の広域である羽前国村山郡成沢村が起源(ルーツ)である、清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)最上氏流、氏家氏流、平氏などにもみられる。現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵にもみられる。「沢」は沢の地形を表す。
このページによると、「成沢」という名字には「なりざわ、なるざわ、なるさわ、せいさわ」という読みもあるらしいが、私の知っているのはすべて「なりさわさん」である。
庄内では 3音節目の 「さ」 にアクセントを置いて呼んでいたが、関東圏では平板になると思う。庄内の成沢さんは、関東に出てきて平板アクセントで呼ばれると、ちょっと改まった気分になって、新たなアイデンティティを獲得してしまうかも知れない。
ちなみに前述のサイトによると、「成沢」という名字が山形県 (およそ 1,200人)よりも多いのは、長野県(およそ 1,800人)であるらしい。ただ長野県には、「鳴沢」という独特の名字があり、次のように解説されている(参照)。
清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)斯波氏族。現長野県である信濃鳴沢氏は諏訪神党という説もある。近年、長野県に多数みられる。「沢」は沢の地形を表す。
ふぅむ、同じ清和源氏でも、なかなか奥の深いものであるらしい。
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